【あの一言】
田中・増田・「史上初めて」・訪米「歴史認識」裏
元外務審議官・田中均 全体として立派な演説だった。米国との和解という意味では極めてきちんとした演説をしたしきちんとした訪米だった。米国の議会の演説としては良かったが世界に向けたものとしては、特定の言葉を使わなかったということよりも日本のあるべき姿を示すものが欠けていた。過去の総括と未来に向けての平和主義など大きなピクチャーが欠けていた。歴代首相の意思を支持するというならなぜ直接言わないのだろうという疑問が生じてしまう。8月15日の総理談話の時には世界に向けて村山談話は個々の総理の認識というよりは日本の方針。それを世界に明らかにしているわけで、これを繰り返すことが問題だというのではなく日本の方針をきちんと述べるという観点から述べるべき。
2015/05/03 TBSテレビ[時事放談]
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