【あの一言】
ロシアの最新鋭戦闘機・中国に輸出へ
番組アナウンサー ロシアの有力紙「コメルサント」は19日付の紙面でロシア国営「ロステク」のトップが中国との間で最新鋭の戦闘機「スホーイ35」型機の輸出契約に署名したと伝えた。契約額は2400億円余で24機が輸出されることになり、ロシア軍以外の使用は初めて。スホーイ35型機は中国が生産した戦闘機より航続距離が長く、コメルサントは「中国軍が導入を決めたのは沖縄県尖閣諸島の周辺や南シナ海で軍事的に優位な立場を目指しているため」との見方も伝えている。ロシアは去年9月にも最新地対空ミサイルシステムS400を中国に輸出することを決めた。ロシアはこれまで中国への最新兵器の輸出について技術の盗用を懸念し慎重な姿勢をとっているとされていたが、原油安や欧米の制裁で経済の低迷が続く中、方針転換したものと受け止められている。
2015/11/20 NHK総合[ニュース・気象情報]
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