【あの一言】
過去最多の漂着木造船・無数の漁船・大しけの漁場に
ジャーナリスト・後藤謙次 政府関係者によると北朝鮮の漁船がこれだけ多く出始めたのは数年前から。今、のべ2000隻ぐらいの漁船が日本の200海里内で操業している。かっては数十隻程度だったので日本側も無視していたが、徐々に乱獲やカニかごごと盗まれるなどの被害が出始めたので水産庁も海上保安庁が追い返すようになった。背景には北朝鮮経済の疲弊がある。食料を海に求めざるをえない。いわば国家的な不法操業。日本政府は制裁強化により圧力を高める政策を取っている。次の注目点は来年1月9日、国連制裁決議により中朝の合弁事業をやめることになっている。事業そのものをやめてしまうのか、中国の単独経営に切り替えるのかという判断を迫られている。鍵を握るのは中国。
2017/12/14 テレビ朝日[報道ステーション]
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