【あの一言】
<徹底解説・ニュースの焦点>「ミサイル防衛対象拡大」防衛大綱に新構想
千葉科学大学客員教授・山下裕貴 極超音速滑空兵器には極超音速滑空飛翔体と極超音速巡行ミサイルの2種類がある。極超音速滑空飛翔体だとロケットで打ち上げて大気圏外で離脱して、再突入した時に滑空と上昇を繰り返しながら目標に至る。もうひとつは巡行ミサイルで速度を上げたもの。極超音速滑空飛翔体はコースを見積もるのが非常に難しい。速度がマッハ6以上になると現在のSM6、3、PAC3でも非常に迎撃が難しい。PAC3とイージスアショアのつなぎ目を狙われると苦しい。レールガンとかの装備が出てくると対応が可能になる。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
千葉科学大学客員教授・山下裕貴 今までは海上自衛隊がBMD対象のメインだったが、海上自衛隊が少ない船で運用しているため、東シナ海とかにも行かなくてはならない。イージスアショアが入ると地上にできるので海上自衛隊に余力ができる。陸がメインのBMD対象に変わっていく。いわゆるマルチドメイン。陸海空の境界をなくし陸上自衛隊がBMDメインで出ていく。違った戦いができ、これまでの防衛構想が変わってくる。
2017/12/24 BS朝日[BS朝日 日曜スクープ]
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