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スペシャル あの一言
2024年04月26日(金)
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【あの一言】
日米首脳会談・北朝鮮表明を読み解く
南山大学教授・平岩俊司
今の所、まずは朝鮮戦争休戦協定をということだから、4者(米中と南北)になる。ただ、これを定着させていくためには当然、日本、ロシアも関わってこないといけないので、6者ということになる。長い時間をみながら日本側として対応していく必要がある。北朝鮮が完全に核放棄を約束しているわけではないので、慎重に1つ1つ丁寧に進めていく必要がある。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

元外務事務次官・薮中三十二
北朝鮮の核問題は日本が当事者だという意識がものすごく必要。これから多分起きることは、米朝首脳会談で原則合意のようなことで原則非核化というような格好にトランプはしていくと思う。問題はその後に原則非核化が本当の非核化になるのかどうかということ。多分、これには時間が相当長くかかる。そこに日本は当事者として入りこまなければいけない。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
米国とロシアの関係は悪化している。外交官を追放したりシリア問題でも対立している。一方で日本はロシアとのチャンネルを持っている。5月末に安倍首相がロシアに訪問するかもしれない。北朝鮮問題を動かす上では、いずれかの段階ではロシアの協力が不可欠となってくる。ロシアとのパイプを日本がきちんと作っていくことは重要。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

元外務事務次官・薮中三十二
日本はある意味で巨額の経済協力をやるというボールを持っている。そのために拉致問題が解決すれば大変な経済協力をやるということを明確に打ち出していくべき。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
米国にとっては米国人人質の解放が1番の優先事項。トランプ大統領の発言は心強いが、少しドライな見方をすると日本の首相を目の前にして拉致問題を取り上げないとはさすがに言えなかったため拉致問題を取り上げた。実際に金正恩と対面した時に相手方からこの問題は解決済、あるいはこの問題は日本と話をするから黙っておいてくれと言われた時に、トランプ大統領はそれを押し切ってまで北朝鮮と拉致問題を話すかどうかはわからない。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
いきなり在韓米軍を完全撤退させるというのはあまりにもリスクが高いが、部分的に縮小するというのであれば、それはあり得る。ただし、今回の北朝鮮の対話路線への突然の転換というのは、北朝鮮の罠ではないかという疑念がワシントンには強く、いきなり米国からの大きな譲歩というのは考えにくい。米国としては米国主導にある程度期限を区切って、その間で北朝鮮に対して完全な核廃絶に向けて具体的な行動を求めていく。それを見た上で米国側が譲ってゆくという姿勢を想定する方が現実的。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
これまで中朝関係は厳しかったが一転して蜜月を取り戻したような形になってきて、北朝鮮に対する影響力というものを習近平が取り返した。中朝関係は1つの大きなこれからの軸になっていく。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

元外務事務次官・薮中三十二
中朝があって、これから南北がある。いよいよ米朝という時に日本はどこにいるんだという話。そこに日米首脳会談が入り、日本のプレゼンスは示せた形。米国の中でトランプ大統領に物を言う人がいるのかどうかといえばそれは疑問で、少なくとも安倍首相は言える立場にあり、すり合わせすることができたので良かった。ただ、ずっとこれから米朝首脳会談に至る課程で日本が核の当事者でなければいけない。今回の1回きりの日米首脳会談のすり合わせということではなく、まさに実務的にも色んな形で日本はすり合わせに直接入っていかなければいけない。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

慶應義塾大学教授・渡辺靖
今回、なぜ北朝鮮がこの発表をこのタイミングで行ったのかが興味深い。もしかするとこれは米国側から米朝会談に際する前提条件で、それに北朝鮮が応えた可能性がある。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

東京大学教授・小原雅博
中国がこれまで提唱してきた核ミサイル実験の停止と米韓合同軍事演習の停止という2つの停止に沿った形であり、ある意味で今回の北朝鮮発表はトランプ大統領だけでなくて習近平に対するメッセージも含まれている。
2018/04/22 NHK総合[日曜討論]

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