JCCテレビすべて
スペシャル あの一言
2024年05月04日(土)
最新TV速報
【あの一言】
イラクの米国民に“国外退避”米国とイラン緊張高まる
ジャーナリスト・青木理
トランプさんは選挙を抱えてこれだけイランとの緊張関係を高めて、それをある種、利用しながら、足元では弾劾で火がついている。そういう状況の中で北朝鮮との関係がどうなるのかが気になる。去年の年末まではかなり米国に期待をしていた。トランプさんはそれどころではなかったという側面もあったとは思うが、今年は米朝関係がまたここで緊張にいくのではないかという時にこういうことが中東で起きるとトランプ政権が朝鮮半島までどうやって見るのか。見られなくなった場合が怖い。
2020/01/05 TBSテレビ[サンデーモーニング新春スペシャル]

法政大学総長・田中優子
大統領選のため中東を利用しているとしか思えない。冷戦後、常に中東で敵を作り続けて本国の米軍をどんどん送り込んでいくという構造で、軍産複合体みたいなところがより富を蓄積していると勘ぐってしまう。それがまた大統領選に影響を与えている。戦争を利用しながら権力を蓄えていく米国の像が浮かびあがってきている。
2020/01/05 TBSテレビ[サンデーモーニング新春スペシャル]

寺島実郎
イラン人の心情的には山本五十六を殺されたような感覚で元帥の敵はきっと討つみたいな空気になっている。米国のメッセージを聞いていると中東政策に関しては敵の敵は味方というロジックで、サダムフセインの時もそうだったが、利用して捨てていく。全能の幻想を持っており自分達が中東をコントロールできるという風にトランプも思い込んでいる。今回の出来事でもうひとつ非常に重要なのが、イスラエルの存在でイスラエル、特にネタニエフ政権にあまりにコミットしすぎている。そのイスラエルが革命防衛隊のシリア基地を11月末に空爆したなんていう出来事が1つの伏線になっている。
2020/01/05 TBSテレビ[サンデーモーニング新春スペシャル]

寺島実郎
中東は準戦時体制という言葉まで流れている。米国は飛び道具とかは強いが仮に地上戦に入れば第二のベトナムみたいなことになりかねない。日本がそのタイミングで調査・研究を目的にペルシャ湾の外とはいえ自衛隊を派遣するというある種のズレに驚いてしまう。
2020/01/05 TBSテレビ[サンデーモーニング新春スペシャル]

造園家・東京都市大学教授・涌井雅之
米国の代理戦争をイスラエルにやらせることになるととんでもない事態になる。
2020/01/05 TBSテレビ[サンデーモーニング新春スペシャル]

慶応大学大学院教授・田中浩一郎
この40年間、イランと米国は敵対しているが、米国が直接イラン軍のこのレベルの高官を殺害した事例はこれまでなく、初めてのことであり、大ごとである。皮肉なことに米国は軍事的にたびたびソレイマニ司令官に助けられてきた。2001年の同時多発テロの後のアフガニスタンにおけるタリバンとアルカイダに対しての空爆、地上作戦でイラン側の情報や地上部隊での支援や、2014年にイラクでISが台頭した時に最初に総崩れになったイラク軍を立て直したり、シリアにおける掃討作戦を開始できたのもイランの支援があったからこそ。米国は一方的に自分達がISを倒したんだと主張しているが、多くの部分でイラン、ソレイマニ司令官のもとで動いていた部隊が大きな役割を果たしていた。ISが脅威でなくなったらいきなり用済みにされてしまった。
2020/01/05 TBSテレビ[サンデーモーニング新春スペシャル]

▲画面のトップへ
ランキング 注目パーソン
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
シーズンズ フォト 隅田川シーズンズ
人気ランキング