8月14日、その日7時半頃、自宅から江戸川に向かい、そのまま市川側の土手を南下し、行徳橋を渡り、旧江戸川沿いを走った。
蝉の声がうるさい位に聞こえ、時折鳥たちのさえずりが耳に入り、蜻蛉の悠々と、飛んでる姿も目に入ってきた。...
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8月14日、その日7時半頃、自宅から江戸川に向かい、そのまま市川側の土手を南下し、行徳橋を渡り、旧江戸川沿いを走った。
蝉の声がうるさい位に聞こえ、時折鳥たちのさえずりが耳に入り、蜻蛉の悠々と、飛んでる姿も目に入ってきた。少し秋の気配が忍び寄ってくるようだった。
水辺スポーツ公園で、ローラースケートを集団で走り、練習しているグループが目に入ってきた。
流れるような軽快で、調和がとれたその風景は、見ていても気持ちの良いものであった。
その後新川を走り、中川の土手にぶち当たると、右に折れ船堀橋を使い、中川と荒川を渡った。
暫く右往左往しながら、大島辺りを走り、首都高速7号小松川線の下の竪川河川敷公園を走ると、突如瀟洒な赤い橋が目に入ってきた。
その河川敷の中で、カヌーの練習風景を横目で見た。
左に折れると、うっそうとした森が現れ、近ずくと「猿江恩賜公園」と明示されていた。昭和天皇の即位の際に、皇室の貯木場を公園として下賜されたと案内されていた。
そこを通り抜けると、横十間川にぶつかった。その川と直角に交わり、江戸時代に塩の海運となり支えていた小名木川に入ると、綺麗に整備された側道を大島・小松川公園まで走った。
更に、船堀橋で、荒川を渡り、江戸川のポニーランドで、のどかな馬たちの息づかいを感じ、その日は帰路に就いた。
東京湾岸を走った先週までとは違い、東京の街中に入り込み、いり組んだ道を右往左往しながら、下町の散策を楽しんだ。今回走った深川や扇町辺りは、東京大空襲で焦土と化した場所でもある。
思いがけない発見が随所にあり、もう一度ゆっくり訪問してみたいと思った。
自宅に戻って、時計を見ると11時半であった。その日も良い汗を流せたと爽快な気分であった。
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