平成から令和へ(4月29日)
平成から令和に変わるまであと2日。
日本各地で改元に向けた準備が進められており、祝賀ムードが高まっている。令和という元号そのものや、令和を迎える日本について海外ではどのように伝えているのだろうか。
英国・ガーディアンは「日本は世界で唯一元号を使用している国だ」「新元号の記念品が作られるなど、日本中が平成と令和で一喜一憂している」と伝え、BBCは「グローバル化の影響で元号を使いたがらない人も日本では増えている」と報じた。...
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平成から令和に変わるまであと2日。
日本各地で改元に向けた準備が進められており、祝賀ムードが高まっている。令和という元号そのものや、令和を迎える日本について海外ではどのように伝えているのだろうか。
英国・ガーディアンは「日本は世界で唯一元号を使用している国だ」「新元号の記念品が作られるなど、日本中が平成と令和で一喜一憂している」と伝え、BBCは「グローバル化の影響で元号を使いたがらない人も日本では増えている」と報じた。米国・ワシントンポストは元号が選ばれたプロセスについてとり上げ、「極秘に専門家と政府により選定が進められた」とその選考過程の不透明さを強調して伝えている。
ドイツのメディアは「日本の元号は時代精神のようなものだ」と説明し、英国のデイリーテレグラフは今回の元号が日本の古典から採用されたことなどを理由に「政府の愛国主義をにおわせるものだ」と書いている。
米国の大手ニュースサイト・ザカンバセーションは元号そのものでなく、新天皇について書き、「日本の新天皇は現代的であり、マルチリンガルであり環境保護に熱心である」「現在の皇太子さまと雅子さまご夫婦は現代的な夫婦であり、皇太子さまはオックスフォード大学、雅子さまはロシア、英国、米国の留学経験がある。皇太子さまは国連の水と衛生に関する諮問委員会の名誉総裁も務めている」と報じている。
令和という新元号をきっかけに日本への世界の関心が深まれば、それだけで「令和」効果があるかも知れない。
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平成から令和へ(4月28日)
あと3日で平成が終わる。
平成の30年間を振り返ってみると、社会・政治・自然環境において想定外の事件・事故・災害が起こり続けたことが思い出されるが、詳細についてはここでは敢えて挙げない。もちろん悪いことだけでなく、例えば政治改革など良い意味の想定外もあった。平成のスタートはベルリンの壁崩壊とシンクロしていた。フランス革命から200年にあたる1989年に壁は崩壊した。この出来事は冷戦が終わったことを象徴する出来事だった。...
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あと3日で平成が終わる。
平成の30年間を振り返ってみると、社会・政治・自然環境において想定外の事件・事故・災害が起こり続けたことが思い出されるが、詳細についてはここでは敢えて挙げない。もちろん悪いことだけでなく、例えば政治改革など良い意味の想定外もあった。平成のスタートはベルリンの壁崩壊とシンクロしていた。フランス革命から200年にあたる1989年に壁は崩壊した。この出来事は冷戦が終わったことを象徴する出来事だった。この時からグローバリズムとデモクラシーの時代が幕を開けた。それまでマーケットメカニズムに組み込まれていなかった人達や移民の人達が大量に西側の労働市場に参入してきた。
今、振り返って考えればこの流れがデフレに向かうのはごく自然な成り行きだったといえる。こうした価値が平成31年にはまったく逆転してしまい、今度は疑問視されるようになった。令和時代は理想主義というより現実主義、グローバリズムではなくローカリズム、民主主義ではなくポピュリズムや反移民という指向性をより強めてくるのかもしれない。
令和的なものを思いつくまま列挙してみるとこうなる。セルフレジ、自動化、無人店舗、キャッシュレス、AI、VR、AR、EV、5G、4K8Kなどなど。そういえば、令和となってから国民が参加できる最初の大イベントが5月4日に開かれる、新天皇の即位を祝う一般参賀である。「令和元年」を祝い、新たな日本の門出を祝いたい。
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平成から令和へ(4月27日)
平成から令和に変わろうとしている。何が変わるのだろうか。安倍首相は令和という言葉には「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ意味が込められている」と説明したが、令和は日本人特有な研ぎ澄まされた美意識が脚光を浴びる時代となるのかもしれない。
4月30日平成最後の日から5月1日令和元年にかけて皇居や赤坂御用地などでは厳重な警戒態勢が敷かれ、ピリピリした空気が流れていることだろう。渋谷スクランブル交差点は多くの若者でごった返すだろうし、DJポリスが出動し、多少の狼藉を犯す者も出てくるかもしれない。...
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平成から令和に変わろうとしている。何が変わるのだろうか。安倍首相は令和という言葉には「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ意味が込められている」と説明したが、令和は日本人特有な研ぎ澄まされた美意識が脚光を浴びる時代となるのかもしれない。
4月30日平成最後の日から5月1日令和元年にかけて皇居や赤坂御用地などでは厳重な警戒態勢が敷かれ、ピリピリした空気が流れていることだろう。渋谷スクランブル交差点は多くの若者でごった返すだろうし、DJポリスが出動し、多少の狼藉を犯す者も出てくるかもしれない。しかし結局のところ、5月1日は穏やかな普通の日として迎えることになると祈っている。
年号が変わることによって日本人の気持ちは少なくともリフレッシュされる。平成生まれの人はさみしさを感じるだろうし、昭和生まれは一昔前の大正時代のようなポジションに追いやられ、肩身が狭くなる。経済分野で言えば、中国経済の落ち込みの影響を受け、5月13日に発表される景気動向指数の基調判断は6年ぶりに「悪化」となる公算が高まっている。中国経済の鈍化、英国のEU離脱など政治的にも経済的にも良い材料は転がっていない。ただ日本人のお祭りムードがそんな陰鬱な空気を吹き飛ばしてくれることを信じたい。いやお祭り気分で新時代を明るく迎えたい。
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企業・自治体の対応策は…ATM稼働“週末と同様” (4月17日)
皇位継承に伴う10連休を前に、政府は企業・自治体などの対応策を公表した。金融機関では原則すべてのATMを通常の週末や祝日と同様に稼働させるほか、現金残高を24時間監視し、足りなくなった場合には迅速に補充できる体制をとるとしている。
万一の事態に備え、警備員の人数も3割増やす。
医療機関については、連休中に受診可能な医療機関のリストを都道府県がHPや広報誌で公表する。生活保護費は連休前に支給するよう厚生労働省が通知する。
安倍首相・皇太子さまと面会(4月8日)
安倍首相はきょう午前東京・港区の赤坂御用地にある皇太子さまご一家のお住いの東宮御所を訪れ、皇太子さまと面会した。
安倍首相は今月1日に新たな元号を「令和」とすることを閣議決定したことを受けて、決定した経緯や今月30日の天皇陛下の退位と、5月1日の皇太子さまの即位に向けた政府内の準備状況などを説明したものとみられる。
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