今回、マヨン山を中心とした半径8キロの地域が危険区域に指定された。フィリピン火山地震研究所は、1週間以内に大規模な噴火が発生する可能性が高いと予想している。

フィリピン火山地震研究所の所長は、「15日朝、溶岩が火口から約1キロほど流れ出しており、今後大量の溶岩がマヨン山の中腹あたりまで達することが考えられる。...

今回、マヨン山を中心とした半径8キロの地域が危険区域に指定された。フィリピン火山地震研究所は、1週間以内に大規模な噴火が発生する可能性が高いと予想している。

フィリピン火山地震研究所の所長は、「15日朝、溶岩が火口から約1キロほど流れ出しており、今後大量の溶岩がマヨン山の中腹あたりまで達することが考えられる。」と警戒感を示した。

地域の災害担当者によると、既にマヨン火山周辺地域の住民のうち1万4,700人以上は避難場所に指定された学校数カ所に避難しているとのことである。また、警戒レベルが4に引き上げられた場合には、危険地域に留まっている住民を強制避難させるとしている。

さらに、フィリピン政府は、周辺住民に対しマスクの着用や濡らしたハンカチで鼻や口を覆うよう注意を呼びかけている。

過去最も被害の大きかった噴火は1841年に発生し1200人の死者を出している。また、最近では2006年、噴火と台風とのダブルパンチで1,300人以上の死者行方不明者を出している。