【Globali】
中国、再教育施設でイスラム教徒や少数民族の漢民族同化政策推し進める(2018/10/16)
先週米議会では、中国当局のウイグル・イスラム教少数派への「人道に対する犯罪」にあたりうる「前例のない」弾圧が行われていることが報告され、対中制裁の法案提出が提案された。報告書は300ページに及ぶ。中国は8月に国連の人種差別撤廃委員会からウイグル自治区での強制収用について非難されていたが、「根拠がない」と反発していた。
ところが、先週新疆ウイグル自治区政府は条例を改正し、「過激主義に影響を受けた人物の啓もうおよび更正」のために職業訓練施設を使用していることを認めた。フランス、ロシア、カタールなど世界のニュースで現在広く取り上げられている。
米議会に提出された報告書は、中国共産党は、「国家主導で行われている抑圧、監視、教化、暴力を通して国内での権力独占を維持している。」と訴えている。中国市場開放と経済成長を通して人権状況が改善されていることが期待されていたが、同報告書によれば近年状況が悪化しており、2012年に習近平が共産党のトップに立ち、その後国家主席に就任して以来、「中国における悲惨な人権状況がさらに悪化」していると強調している。...
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ところが、先週新疆ウイグル自治区政府は条例を改正し、「過激主義に影響を受けた人物の啓もうおよび更正」のために職業訓練施設を使用していることを認めた。フランス、ロシア、カタールなど世界のニュースで現在広く取り上げられている。
米議会に提出された報告書は、中国共産党は、「国家主導で行われている抑圧、監視、教化、暴力を通して国内での権力独占を維持している。」と訴えている。中国市場開放と経済成長を通して人権状況が改善されていることが期待されていたが、同報告書によれば近年状況が悪化しており、2012年に習近平が共産党のトップに立ち、その後国家主席に就任して以来、「中国における悲惨な人権状況がさらに悪化」していると強調している。新疆(しんきょう)ウイグル自治区で、約1000万人のイスラム教徒の10%にあたる100万人のウイグル族やその他イスラム教少数民族を再教育施設に強制収容していると見られており、米議会だけでなく、国連人種差別撤廃委員会やマレーシアも避難している。
ウイグル自治区では、お酒を飲まない、喫煙しない、またはWhatsAppメッセージをチェックする、若くて長いひげやスカーフを着用する、伝統的な葬儀に出席する、海外旅行した人と話す、などの行為で収容される可能性があるが、中国政府は、再教育施設への強制収容は、漢民族への同化政策の一環として見なしている。
チベットなどでも、「広範囲で侵害的な監視、またチベット人の宗教的、文化的自由を制限する規則」を通じ、抑圧的な政策が推進されていると同報告は指摘している。
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