トランプ大統領は、「中国側が、米国との貿易交渉を合意するため、中国が合意できる142項目におよぶ輸入品目リストを最近提示してきた。 米国としては、まだ満足できるものではないが、これを基に交渉を進めれば、合意に至るのもそう遠くない。」と述べた。
トランプ大統領は、米国と中国の貿易交渉において、2国間において公平で均衡のとれた貿易バランスを達成した形で合意できるものと楽観的な見通しを示した。...
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トランプ大統領は、「中国側が、米国との貿易交渉を合意するため、中国が合意できる142項目におよぶ輸入品目リストを最近提示してきた。 米国としては、まだ満足できるものではないが、これを基に交渉を進めれば、合意に至るのもそう遠くない。」と述べた。
トランプ大統領は、米国と中国の貿易交渉において、2国間において公平で均衡のとれた貿易バランスを達成した形で合意できるものと楽観的な見通しを示した。
なお、トランプ大統領は、11月30日から12月1日にかけてアルゼンチンで開催されるG20サミットの間に、中国の習主席と会見することとなる。
トランプ政権は、これまで中国が企業に補助金を出して中国製品の値段を不当に下げ、中国の輸出を有利にし、 さらに米国の技術を不正使用する米国の知的財産権の侵害などで、中国政府を非難してきた。
トランプ政権は、中国との貿易赤字が昨年、3750億ドル(=約41.3兆円)に至るのを受け、対抗措置として今年の初め、中国の鉄鋼製品に25%、アルミニウム製品に10%の輸入税を課している。それに加えて、2500億ドル(=約27.5兆円)相当の中国からの輸入品に追加関税を課する措置をすでに行っている。
さらに2670億ドル(=約29.4兆円))相当の中国からの輸入品に対する追加関税についても現在、計画中である。 米国としては、貿易交渉が進展すれば、この追加措置は、執行しないという。
今後の、米国と中国の2国間の貿易交渉の成り行きが注目される。
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