煙の渦は、カラチ市の中心部、ジンナ空港から2キロの距離にある、モデルコロニーと称する住宅街から立ち上っていた。SNSに投稿されたビデオ映像では、燃えた車の残骸や、路上に散乱したガラスの破片や、道路が黒い霧に包まれているのを見て、住民たちがぼう然と立ち尽くす様子が映りだされた。
住宅街の多くの家は、エアバスA320の墜落によるショックで、強いダメージを受けていた。
パキスタンの厚生大臣によると、カラチ市の全ての病院は、緊急事態となって負傷者の受け入れに追われているという。...
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煙の渦は、カラチ市の中心部、ジンナ空港から2キロの距離にある、モデルコロニーと称する住宅街から立ち上っていた。SNSに投稿されたビデオ映像では、燃えた車の残骸や、路上に散乱したガラスの破片や、道路が黒い霧に包まれているのを見て、住民たちがぼう然と立ち尽くす様子が映りだされた。
住宅街の多くの家は、エアバスA320の墜落によるショックで、強いダメージを受けていた。
パキスタンの厚生大臣によると、カラチ市の全ての病院は、緊急事態となって負傷者の受け入れに追われているという。
パキスタン国際航空(PIA)の8303便は、ラホールの空港を昼頃に離陸後、カラチに向かっていたが、カラチ地域では一日中、強風が吹き荒れていたという。
なお、エアバスA320の墜落原因については、現在のところ、調査中でパキスタン当局からの公式発表は行われていない。
なお、パキスタンではこの数年、飛行機事故が多発している。
2016年には、パキスタン国内航空の便が首都イスラマバードから30kmの所に墜落し42人の乗客と6人の乗務員が死亡している。この事故の前にパイロットが降下する前に1台のエンジンの不調を訴えていた。
2010年には、エアバスA321がイスラマバード近くで墜落して、乗客と乗務員合わせて152人と最も多くの犠牲者を出している。
これ等の飛行機事故は、気象条件によるものか、機材の故障か、もしくは場所柄からテロ活動によるものか、充分な原因解明がされていない。
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