【あの一言】
どう見る?対ロシア・中国外交
元中国大使・宮本雄二 日中関係が安定し予測可能な日中関係が大事。できるだけ1対1の時間を作り懸念を伝えて欲しい。習近平国家主席は人民解放軍を掌握していないが度合いを強めつつある。腐敗を摘発しながら圧力を強めている。
2016/09/04 NHK総合[日曜討論]
元中国大使・宮本雄二 中国から異なる声が聞かれる。日本との関係、世界との関係を大事にしたいという声の一方、自分たちの領土に関して妥協はないとしている。尖閣問題もその中で理解した方がいい。中国が1つにまとまっていると見えない。中国にとって外交のウエイトは小さい。国内にどう反映するかで外交をどうするか決まる側面がある。
2016/09/04 NHK総合[日曜討論]
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦 国後島、歯舞島、色丹島、択捉島の帰属問題を解決して平和条約するのが基本的考え。少なくとも日本の物であることを確認してほしい。一つ間違えると既成事実、これで終わりとロシアは言いかねない。共同利用については帰属を曖昧にすると全体が曖昧になる。ロシアの世界戦略に中国がある。中国への警戒心が深まるほど日露関係に追い風。
2016/09/04 NHK総合[日曜討論]
法政大学教授・下斗米伸夫 ロシア人がアジア人であると証明しなければならないが領土問題の解決が1つの証明になる。ウクライナ問題、クリミア問題に比べれば解決しやすい。プーチン大統領にとって(ロシアが)アジア国家になるメリットもある。経済協力、脱エネルギー、極東というロシアのハンディをプラスになるカードを日本が持っている意味でも面白いカード。
2016/09/04 NHK総合[日曜討論]
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦 日本国内の議論もある中で両方、Win-Winになるよう、プーチン大統領の言うように敗者がいないようするのは実際にやるのは難しい。
2016/09/04 NHK総合[日曜討論]
キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦 第一歩として意義がある。ただし経済協力プランが評価されるのはいいが、領土問題、平和条約がパッケージでなければいけない。その原則で議論がすすむとよい。
2016/09/04 NHK総合[日曜討論]
元中国大使・宮本雄二 今回は大きな突破口になった。戦後長い間領土交渉が行われたが言いくるめられた。首脳同士の信頼に基づく基礎が作られた。楽観はできないが大きなブレイクスルーになる。中国を中心としたアジア情勢に大きな影響を及ぼす。
2016/09/04 NHK総合[日曜討論]
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