【あの一言】
<寺島実郎の未来先見塾・週刊寺島文庫>米朝首脳会談を徹底検証
慶応義塾大学・准教授・礒崎敦仁 中途半端な形で合意が行われ、今後それがCVIDにこだわらない中途半端なままで物事が進んでいくとすると日本は何のために費用を出すのかということが話に当然なってくる。
2018/06/22 BS11[報道ライブ インサイドOUT]
笹川平和財団・上席研究員・渡部恒雄 日本や韓国が負担するという非核化に向けての費用の話はコントロールできないトランプの話。今回の話は、かなり事前に米朝で話し合い、それなりにコントロールされて話した部分とトランプ大統領がアドリブで勝手にやった部分が混ざっていて、混ざっていた部分が非核化の費用の話だった。こんな話は安倍総理も文大統領も絶対に話していない。現実的に大事な安全保障の話なので日本も負担するが、米国は金を払わないと言っているが払わざるを得ないだろう。払わないとむしろ損をする。
2018/06/22 BS11[報道ライブ インサイドOUT]
寺島実郎 仮にポンペオ国務長官の言う通り非核化のプロセスが2年半で進むにしても、2年半の間に北朝鮮は核・短中距離ミサイルをもち続けているという状態になる。北朝鮮が核を持っているという状態を許容しながら、例えば日本にはその後の費用を負担させられるという可能性が出てくる。こういう状況は日本人の本音的に言えば、なんとなくしっくりこない妙な話ということになる。
2018/06/22 BS11[報道ライブ インサイドOUT]
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