※2022年6月、更新を終了しています
カナダ政府“米国が貿易ルールに違反”WTOに提訴(1月11日)
カナダ政府は10日、米国・トランプ政権が安い輸入品に対し発動している制裁関税などの手続きが、国際的な貿易ルールに違反しているとして、WTO(世界貿易機関)に提訴したと発表した。
両国の対立は激しくなっていて、難航しているNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉の行方にも悪影響を及ぼすという見方が広がっている。...
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カナダ政府は10日、米国・トランプ政権が安い輸入品に対し発動している制裁関税などの手続きが、国際的な貿易ルールに違反しているとして、WTO(世界貿易機関)に提訴したと発表した。
両国の対立は激しくなっていて、難航しているNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉の行方にも悪影響を及ぼすという見方が広がっている。
米国・トランプ政権は、安い輸入品が国内企業に損害を与えているとして、反ダンピング関税など制裁関税を積極的に発動していて、カナダの木材や中国の鉄鋼製品などが対象になっている。
米国・ライトハイザー通商代表は「事実無根だ」として争う姿勢を示している。
米国メディアは、トランプ大統領がNAFTA離脱を表明すると、カナダ政府の当局者が確信を強めていると伝えていて、NAFTAに加盟するメキシコを輸出基地にする日本企業の懸念も深刻さを増している。
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韓国・北朝鮮・閣僚級会談始まる・南北代表“合意に向け努力”(1月10日)
ピョンチャン五輪への北朝鮮の参加などについて協議するため、韓国と北朝鮮の閣僚級会談がきょう午前10時から、軍事境界線にあるパンムンジョムの韓国側の施設「平和の家」で始まった。
南北の当局者による会談は約2年ぶりで、双方の代表は冒頭、合意に向けて努力する姿勢を強調した。...
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ピョンチャン五輪への北朝鮮の参加などについて協議するため、韓国と北朝鮮の閣僚級会談がきょう午前10時から、軍事境界線にあるパンムンジョムの韓国側の施設「平和の家」で始まった。
南北の当局者による会談は約2年ぶりで、双方の代表は冒頭、合意に向けて努力する姿勢を強調した。
今回の会談では、ピョンチャン五輪への対応が主な議題とみられ、北朝鮮の参加に向け本格的な調整を行うことにしている。
また韓国側は、軍当局者の会談の実施など、関係改善に向けて南北対話を加速させたい考え。北朝鮮側が、米韓合同軍事演習の中止などを求める可能性もあるとみられる。
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協議難航も予想・南北閣僚級会談・今日午前10時開催(1月9日)
北朝鮮では昨日、キムジョンウン朝鮮労働党委員長が誕生日を迎え、34歳か35歳になったとみられているが、今のところ目立った動きは見られない。
キム委員長は新年の演説で、ピョンチャンオリンピックの参加へ前向きな立場を示していた。...
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北朝鮮では昨日、キムジョンウン朝鮮労働党委員長が誕生日を迎え、34歳か35歳になったとみられているが、今のところ目立った動きは見られない。
キム委員長は新年の演説で、ピョンチャンオリンピックの参加へ前向きな立場を示していた。
そして昨日、国営テレビが伝えたのは、北朝鮮北部でオープンしたスキー場について。背景には、五輪に対する国民の意識を高める北朝鮮指導部の狙いもあるとみられる。
開幕まで1か月のピョンチャンオリンピックは、今日の南北会談でも主な議題となる。韓国からチョミョンギュン統一相、北朝鮮から祖国平和統一委員会・リソングォン委員長が出席し、閣僚級で意見を交わす。
会談は今日午前10時から、南北の軍事境界線にあるパンムンジョムの韓国側の施設「平和の家」で行われる。
五輪への北朝鮮参加に向け本格的に調整を進める。また、韓国側は軍事的緊張の緩和に向けた軍当局者による会談の実施や、朝鮮戦争などで南北に離れ離れになった離散家族の再会などについても話し合い、関係改善につなげるため南北の対話も加速させたい考え。
米国・トランプ大統領は今回の会談を“100%支持する”と期待を示したうえで、幅広い議題を協議することを歓迎する姿勢を示した。
また日本政府、安倍首相は北朝鮮の姿勢の変化を評価も、会談を北朝鮮の政策変更につなげることが重要とし、国際社会が結束し圧力を最大限高めるよう呼びかけていく方針。
2年ぶりの南北の当局者の会談について。代表団は閣僚級1人、次官2人の異例の分厚い態勢。
韓国は期待を示しているが、北朝鮮がそれに応じるかどうか不透明の状態である。
一方、今日の会談では、北朝鮮が韓国と米国を分断しようと、定例の米韓合同軍事演習について、オリンピックパラリンピック期間中の実施見合わせではなく中止を求める可能性もあり、協議は難航することも予想される。
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北朝鮮・韓国に米国と連携しないよう要求(1月7日)
南北高位級会談をあさってに控え、北朝鮮の国営メディア・朝鮮中央通信は韓国の文在寅政権に対して「外部勢力に依存する思想は毒だ」と主張し、北朝鮮への対応で米国と連携しないよう要求した。
南北高位級会談について、米国・トランプ大統領は「良い結果が出ることを望む」と述べて期待を示しているが、米国・国務省の報道官は「米韓関係にくさびを打ち込もうとしている可能性もある」と警戒感をにじませている。
米国・ティラーソン国務長官・北朝鮮との対話「注視し見守る」(1月6日)
米国・ティラーソン国務長官は米国メディアへのインタビューに応じ、米国と北朝鮮の非核化をめぐる対話に発展するかという質問に対し「そう判断するのは時期尚早だ。」と指摘した。
その上で「北朝鮮がオリンピックのほかにも議題を提議することがないか見守るつもりだ」と述べ、北朝鮮がどのような姿勢を見せるか注視する考えを示した。
また、「朝鮮半島の非核化を目指すトランプ政権の方針は変わらず、対話のゴールは非核化だと理解しているというシグナルが必要だ」と述べ、北朝鮮の非核化に向けた意思表示が必要だと改めて説明した。...
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米国・ティラーソン国務長官は米国メディアへのインタビューに応じ、米国と北朝鮮の非核化をめぐる対話に発展するかという質問に対し「そう判断するのは時期尚早だ。」と指摘した。
その上で「北朝鮮がオリンピックのほかにも議題を提議することがないか見守るつもりだ」と述べ、北朝鮮がどのような姿勢を見せるか注視する考えを示した。
また、「朝鮮半島の非核化を目指すトランプ政権の方針は変わらず、対話のゴールは非核化だと理解しているというシグナルが必要だ」と述べ、北朝鮮の非核化に向けた意思表示が必要だと改めて説明した。
ティラーソン国務長官はトランプ大統領との外交政策をめぐる意見の違いなどから更迭論が取り沙汰されているが「今年も国務省にいるつもりだ」と解任をほのめかされたこともないと強調した。
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