ポンペオ前国務長官、「世界の舞台でのバイデンの弱さにプーチンや習近平は喜んでいるだろう」(2021/06/23)
トランプ政権時に国務長官を務めたマイク・ポンペオは、バイデン大統領のG7サミットへの参加とロシアのプーチン大統領との会談について、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、イランのハメネイ師といったアメリカの敵対勢力は、バイデン大統領が見せた「弱さ」に「喜んでいるだろう」とコメントした。
ポンペオ氏は、米
『ブライトバート』に対し、今回の「G7サミットとプーチンとの首脳会談は、オバマ政権を思い出させ、率直に言って、現米政権はそれを喜んでいると思います。彼らは、アメリカが詫びてばかりいた時代に戻り、アメリカは戻ってきたと言っています」と述べた。ポンペオ氏は、自身が国務長官時代には常に、「アメリカは何を得るのかを自分に問いかけ」つつ、外交を行っていたが、「今回の会合を見る限り、国際機関がアメリカ人に課税することを認め、ロシアのパイプライン、ノードストリーム2の建設を快諾してアメリカ人を更なる危険にさらし、NATO諸国が自国の防衛のためにお金をあまり使わず、アメリカがその分を負担することを喜んで許可しようとしている。...
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ポンペオ氏は、米
『ブライトバート』に対し、今回の「G7サミットとプーチンとの首脳会談は、オバマ政権を思い出させ、率直に言って、現米政権はそれを喜んでいると思います。彼らは、アメリカが詫びてばかりいた時代に戻り、アメリカは戻ってきたと言っています」と述べた。ポンペオ氏は、自身が国務長官時代には常に、「アメリカは何を得るのかを自分に問いかけ」つつ、外交を行っていたが、「今回の会合を見る限り、国際機関がアメリカ人に課税することを認め、ロシアのパイプライン、ノードストリーム2の建設を快諾してアメリカ人を更なる危険にさらし、NATO諸国が自国の防衛のためにお金をあまり使わず、アメリカがその分を負担することを喜んで許可しようとしている。」と批判した。
さらに、副大統領の南米訪問に対しては、「ホンジュラスやエルサルバドル、グアテマラに多額の小切手を切ったところで、南の国境の問題が解決するわけがない」と述べた。
また、「プーチンとバイデンの会談は、プーチンと習近平、そしてイラン大統領を喜ばせました。」とコメントした。「バイデンは何も得られなかった。彼はアメリカの弱さを露わにしました。我々の敵がこの政権に圧力をかければ、政権は屈服し、記者会見を開いて、世界は再び我々を好きになってくれた、と微笑んで満足する程度の対応にとどまることを示しました。前政権が主張していたのは、友好関係を構築する前提として、アメリカに敬意を払い、米政権がアメリカ人を守ることを理解してもらうことでした。しかし、バイデン大統領は先週の首脳会談でその機会を失ったのです」。
ポンペオ氏はまた、アメリカの「国外からの最大の脅威」である中国共産党は、バイデンが露わにした弱さに、自分たちに与えられたチャンスだと大喜びしているだろうと述べた。「習近平は絶好の機会としてとらえていると思います。習近平は、対応や防衛の準備ができていない米大統領と4年間過ごせることを理解しています。」と述べた。
米『ウエスタン・ジャーナル』によると、ポンペオ氏はプーチンとの会談について、米ラジオ局のインタビューでも、「バイデンはあめばかりで鞭を持って行かなかった」と批判した。「その結果、プーチンは多くのことを成し遂げたような気持ちでロシアに戻ったと確信しています」と述べ、「無意味な会談だったというのが一番優しい表現ですが、実際には悪い結果をもたらしているでしょう」と付け加えた。
なお、バイデンがヨーロッパの指導者たちから温かい歓迎を受けたことについては、アメリカ人にとって何の意味もないとポンペオ氏は述べている。前国務長官は、「ヨーロッパの大きな政府を持つ左派政権」のリーダーたちがバイデンを喜んで迎えたのは、バイデンが彼らの仲間であり、彼らのような社会福祉国家をアメリカに導入したいと考えているからだと述べた。ポンペオ氏は、フランスのマクロン大統領がバイデンを 「クラブの一員」と呼んだことにも言及した。
ポンペオ氏はさらに、バイデンがサイバー攻撃の対象にしてはならない16のインフラ分野をプーチン大統領に提示したことについて、「奇妙だ」と表現し、「バイデン大統領は要するに、それ以外は攻撃して大丈夫だと言ったのと同然だ」と批判した。「それは本質的には標的リストでもあります。自由に攻撃していい分野はどれか、つまり報復されない分野はどれかを伝えているだけでなく、最も致命的な分野がどれであるかを教えています」と述べた。「バイデンがこれらの16の産業分野について何を話したかは分かりませんが、プーチンは、これらの1つを攻撃したとしても、バイデン政権が彼に本気で報復措置を取るとは一瞬たりとも思わなかったでしょう。」とコメントしている。
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米ニューハンプシャー州、昨年選挙での投票機による集計ミスが判明(2021/05/24)
米ニューハンプシャー州で、昨年11月3日に行われた下院銀選挙の結果に対し、民主党候補者が異議を唱えて再集計を要求した。手集計で再度集計を行ったところ、民主党候補者の得票が100票減り、共和党候補4人の得票がそれぞれ約200票増えた。投票機と手集計の結果の差を受けて、投票機の信頼性について疑問の声が上がっている。
米ニュースサイト
『トリビューン・パブリシング』と
『ウエスタン・ジャーナル』によると、ニューハンプシャー州ウィンダム市で2020年11月3日に行われた下院議員選挙で、民主党候補者クリスティ・セントローレントがわずか24票差で落選した。結果に異議を唱え、再集計を要求したところ、11月12日に全て手集計で再度集計が行われた。その結果、11月3日に使用された投票機と手集計の結果で大きな差異が確認された。
異議を唱えたクリスティ候補は100票ほど減り、当選した共和党候補者4名の票がそれぞれ200票以上増えた。...
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米ニュースサイト
『トリビューン・パブリシング』と
『ウエスタン・ジャーナル』によると、ニューハンプシャー州ウィンダム市で2020年11月3日に行われた下院議員選挙で、民主党候補者クリスティ・セントローレントがわずか24票差で落選した。結果に異議を唱え、再集計を要求したところ、11月12日に全て手集計で再度集計が行われた。その結果、11月3日に使用された投票機と手集計の結果で大きな差異が確認された。
異議を唱えたクリスティ候補は100票ほど減り、当選した共和党候補者4名の票がそれぞれ200票以上増えた。なぜこれほどの乖離があったのか疑問に思った州議会とニューハンプシャー州知事は、投票機の監査を命じ、現在、その調査が進められている。
そして調査が進められる中、投票機の集計が間違っており、手集計で行われた結果が正しかったことが判明した。また、セントローレント候補は24票差ではなく、420票差で落選していたことも明らかになった。
ではなぜ投票機は正しく集計が出来なかったのか。監査人のマーク・リンデマン氏は、「様々な証拠から、現時点で強く疑っていることは、投票用紙の折り目がスキャナーによって有効な票と解釈されているケースがあるということです」と述べている。投票用紙は、郵送投票のために、三つ折りにされ送付されていた。
下院議員選挙では、最大4人の候補者に投票できるが、投票機が折り目を投票と誤認識した結果、合計5人の候補者に投票したと判定され、無効になった可能性があったと推測されている。また、3人以下に投票していた場合は、折り目の上に名前のあったセントローレント候補に票が加算され、その結果クリスティ候補だけ票が増えたと考えられている。
実験として、昨年不在者投票のために使用された投票機に、共和党候補4人に投票を入れた75枚の投票用紙を読み込ませたところ、48票しか正しく読み込まれなかった。残り27枚の用紙は、クリスティ候補にも投票していると誤認され、4人以上に投票してしまっているとして白紙票として処理されたと推測されている。また、別の投票機では、75票中54票を白紙票と認識し、21%しか正しく読み込まれなかった。
今回問題となっている投票機「AccuVote」は、ウィンダム市をはじめとするニューハンプシャー州の約85%の市や町で使用されている。1981年に製造されたメモリーチップを搭載し、流通している機種の中で最も古いものの1つだという。旧式ではあるが、紙の投票用紙がバックアップとなるため、最新の投票機よりもハッキングされにくいという。
なお、投票用紙の折り目は下院議員候補者の名前とだけ重なっており、11月3日に行われた知事選や上院選の結果には影響は見られなかった。
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