フランス、飲料食品の栄養価表示をカスタマイズするサービスを開始(2020/10/21)
欧州では、消費者が栄養成分を容易に把握できるよう、飲食料品の栄養価を5段階で示す「ニュートリスコアNutri-Score(栄養スコア)」が導入されている。世界的に展開している小売企業のカルフールは、この栄養表示を進化させ、カスタマイズしたものをオンラインショッピングで提供し始めた。
ニュートリスコアは、食物繊維や糖分、塩分、脂肪の含有量などを基に、緑から赤までの5色で栄養スコアを表示するラベルの仕組みとなっている。
『BFMTV』によると、カルフールは、6月にオンラインショッピングサイト上でニュートリスコアを大々的に展開したばかりだが、さらに一歩進んで19日からは、4万もの食料品の栄養スコアをカスタマイズできるサービスを開始した。
カルフールのEコマース責任者であるアメリー・ウデア=カステラ氏は、「私達は業界初の栄養スコアの無料カスタマイズサービス」を提供し始めたと述べた。...
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ニュートリスコアは、食物繊維や糖分、塩分、脂肪の含有量などを基に、緑から赤までの5色で栄養スコアを表示するラベルの仕組みとなっている。
『BFMTV』によると、カルフールは、6月にオンラインショッピングサイト上でニュートリスコアを大々的に展開したばかりだが、さらに一歩進んで19日からは、4万もの食料品の栄養スコアをカスタマイズできるサービスを開始した。
カルフールのEコマース責任者であるアメリー・ウデア=カステラ氏は、「私達は業界初の栄養スコアの無料カスタマイズサービス」を提供し始めたと述べた。
栄養スコアを自分専用にカスタマイズするためには、性別や年齢だけでなく、ビーガン、ベジタリアン、地中海の食事などの食習慣や、食物繊維が豊富な食事、塩分制限、砂糖控えめ、筋力アップの食事などの個人的な目標などを入力する。最後に、乳糖やグルテンなどの避けたい成分を入力すると、食料品ごとにカスタマイズされた栄養スコアが100点満点で表示されるようになる。ウデア=カステラ氏は「スコアのカスタマイズ化で、新たな一歩を踏み出した」と語っている。
『ビジネス インサイダー』によると、小売業者は、スーパーやオンラインで販売されている食品のラベル表示に、栄養スコアだけでなく、製品の原産地を表示することも積極的に検討しているという。
フランス大手小売りグループのアンテルマルシェは、製品に含まれるフランス産の成分の割合を目盛り付きのパーセンテージで表示する「フランコ・スコア」を一部の製品に導入する方針を明らかにしている。その他の小売企業でも、原産地と原産国の両方を表示していく動きが確実に拡がりつつある。
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Google、製品の一つにマイクが内蔵されていたことを謝罪(2019/02/21)
『ビジネス インサイダー』が報じたところによると、Googleの家庭用セキュリティシステム「Nest Secure」のハブ端末「Nest Guard」にマイクが内蔵されていた。しかしマイクのことは技術仕様に記載されておらず、ユーザーには公表されていなかったことが判明した。
2017年から販売されている同セキュリティシステムは、この2月に「Googleアシスタント」の音声機能が使えるようになることが発表された。この発表を不審に思った一部ユーザーやプライバシー庇護派の人々が抗議の声を上げたところ、Googleはマイクが内蔵されていることを認めた。
2月19日、Google広報担当者は、内臓マイクについていち早く報じた『ビジネス インサイダー』の記事の中で、内臓マイクに関する記載が抜けていたのはミスだったと説明。...
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2017年から販売されている同セキュリティシステムは、この2月に「Googleアシスタント」の音声機能が使えるようになることが発表された。この発表を不審に思った一部ユーザーやプライバシー庇護派の人々が抗議の声を上げたところ、Googleはマイクが内蔵されていることを認めた。
2月19日、Google広報担当者は、内臓マイクについていち早く報じた『ビジネス インサイダー』の記事の中で、内臓マイクに関する記載が抜けていたのはミスだったと説明。「内蔵マイクの存在を秘密にするつもりは一切なく、技術仕様に記載すべきことだった。これはわれわれのミスである。これまでにこのマイクがオンになったことはなく、ユーザーがこのオプションを自ら有効にした場合にしか起動しない」と述べている。
「Nest Secure」はハブ、ドアや窓用センサーで構成され、家屋への侵入や、紛失しがちな鍵や財布などを監視してくれる。広報担当者は、「Nest Guard」にマイクが搭載されている理由について、窓ガラスが割られた音を検知するなど、今後の機能に利用するためだと説明した。
『ル フィガロ』や『ロシア トゥデイ』など複数メディアは、ユーザーに不信感を与えるこのようなバグやミスは今回が初めてではないと指摘している。
2017年のスマートスピーカー「Google Home Mini」発売時、周囲の音声をほぼ全て録音し、Googleのサーバーに送っていたという不具合が発覚している。「グーグルは意図的に盗聴しようとしていたのではないか」といった懐疑的な声が世界中に広がった。
2010年にも、Googleの「ストリートビュー」撮影車が、暗号化されていない無線LANによる通信内容を意図せず記録していたことが判明し、問題となった。
『ル フィガロ』によると、昨年12月、フランスの「全国情報・自由委員会」は、フランスの消費者に対し、スマートスピーカーや音声アシスタントに話しかけた内容は、検索エンジンで入力したのと同様に、全て記録されることを認識し、潜在的なリスクを認識するよう警告を出している。また、ハッキング防止のため、鍵、窓、警報などを音声アシスタントに接続することを避けるよう推奨している。
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