フェースブックやツイッターなどのソーシャル・ネットワーク・サービス（SNS）の利用者が増え、利便性を享受するのに相反して、匿名かつ限定的と思ってつぶやいたり、掲載した写真が、社会問題となるケースが増えている。ホテルの従業員や、コンビニエンス・ストアの店員などの暴挙（当の本人達は軽い気持ちで、つぶやいたり、写真掲載する）によって、会社等が大損害を被る事例が後を絶たない。中国では、医療従事者の軽率な写真投稿で、職を失うなどの事態となっていると米メディアが伝えている。

12月23日付『CNNニュース』は、「“手術室自撮り”写真拡散で中国人医師等処罰」との見出しで、「国営『新華社通信』は12月22日、陝西省西安の私立病院の医師や看護師が、手術終了間際の患者のいる手術台で撮った写真が、新浪微博（シナ・ウェイボー、中国版ツイッター）に公開されたことから、西安衛生局によって処罰されていたことを明らかにした。医師達は、同手術室が建て替えられる最後の手術だったために、記念に撮影したというが、手術が終わったばかりの患者は、麻酔で昏睡状態のままということが明らかで、医療関係者として非常に不適切な行為だと判断された。...

12月23日付『CNNニュース』は、「“手術室自撮り”写真拡散で中国人医師等処罰」との見出しで、「国営『新華社通信』は12月22日、陝西省西安の私立病院の医師や看護師が、手術終了間際の患者のいる手術台で撮った写真が、新浪微博（シナ・ウェイボー、中国版ツイッター）に公開されたことから、西安衛生局によって処罰されていたことを明らかにした。医師達は、同手術室が建て替えられる最後の手術だったために、記念に撮影したというが、手術が終わったばかりの患者は、麻酔で昏睡状態のままということが明らかで、医療関係者として非常に不適切な行為だと判断された。同病院の責任者3名は降格され、写真に写った医師達は停職3ヵ月となったという。」と報じた。
SNSに潜む落とし穴について、専門家は“たとえ匿名かつ限定的と思っても、そのつぶやき、写真投稿は全世界に発信・拡散されることになり、また、同時に投稿者自身だけでなく、友人や関係者の個人情報までが曝されるということを肝に銘じておく必要がある”と強調している。すなわち、ネットへの書き込み、写真の掲載は、一度送信したらすぐには消せず、瞬く間に拡散してしまうので、取り返しがつかない。匿名アカウントでも、個人が容易に特定されてしまう。

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