中東呼吸器症候群(MERS)は、SARSコロナウイルスに似た中東地域及び韓国で感染拡大中の新型コロナウイルスで、感染者は1200人を越えており、死亡者は450人近くに上る。ラクダ等動物が感染原因とされ、人の間でも感染する。感染確認地域は主に中東のサウジアラビア、韓国、UAE、ヨルダン、カタール、オマーン、イラン、クウェート、イエメン、レバノン。タイ保健省は24日、オマーン人の男性がMERSに感染していることを確認、現在は病院で隔離されている。当局は、男性と接触しウイルスに感染した可能性のある人を追跡している。昨年も同国でオマーン人の感染が確認され治療後退院している。韓国でも感染でパニックに陥った経緯がある。
1月24日付
『ロイター』は、「タイ、オマーン人MERS感染者で2人目」との見出しで次のように報じた。
「・タイ保健省が2人目の感染を確認した。保健相によると金曜バンコクへ旅行で来た71歳のオマーン人はタクシーでホテルに向かった後、病院で検査し感染が分かった。
・当局は、今回発見が早かったので市民はあわてる必要はないとしている。
・感染男性の息子を含む37人は感染が疑われ、経過観察中である。...
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1月24日付
『ロイター』は、「タイ、オマーン人MERS感染者で2人目」との見出しで次のように報じた。
「・タイ保健省が2人目の感染を確認した。保健相によると金曜バンコクへ旅行で来た71歳のオマーン人はタクシーでホテルに向かった後、病院で検査し感染が分かった。
・当局は、今回発見が早かったので市民はあわてる必要はないとしている。
・感染男性の息子を含む37人は感染が疑われ、経過観察中である。
・MERSは2003年中国で流行したSARSと同種のコロナウイルスから感染。人での初感染は2012年サウジアラビアで大半は中東で流行している。」
同日付
『ヤフーニュース』は次のように報じた。
「・オマーン人男性は現地の医者が治療不能な熱が出たままタイに到着。現在バンコク病院で治療中で疲労は見られるが意識はある。
・当局は250人程度が感染の恐れがあると見ている。そのうち37人は非常に感染の危険が高く、それ以上の詳細には触れていない。
・昨年6月同じくオマーン人男性が入院後完治し数週間で退院している。
・2015年韓国で36人の死者を出す大流行となりパニックが起きた。
・MERSは死に至る恐ろしい病気だが、2003年アジアで数百人の死者を出したSARSに類似したウィルスの中では感染力は弱い方である。」
また、同日付米
『Out Break News Today』は、次のようにこれを報じた。
「・感染者はバムラーナラデューン感染症研究所で感染が確認され、2週間隔離された後経過を見ることとなる。
・世界保健機関によるとMERSコロナウイルス(MERS-CoV)は、これまで586人の死者を含む1626件の検査確定症例の通知があった。」
1月25日付タイ
『バンコクポスト』は次のように報じた。
「・オマール人男性は複数の病院で感染が確認され、接触を持ったとされる親戚、航空機の乗務員、タクシー運転手、ホテル従業員にも感染の危険があるとされている。
・政府報道官によると、タイの首相は国民にパニックにならず、各々が健康に留意し、熱、咳、呼吸時の胸の振動、下痢等の症状がある場合は医療機関を受診するか疾病管理部門のホットラインに電話するようにと呼びかけている。」
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