20%以上の男性と約22.5%の女性が貧困状態で、金銭面および物質面で乏しい生活を送っているという。 しかし、貧困状況はEUの国々により非常に異なっていると報告している。
EU中のとりわけ7カ国では、4人に1人が貧困状態にあるという。貧困状態の最も高い国は、ブルガリアで、次がルーマニア(32.5%)、さらにギリシャ(31.8%)、ラトビア(28.4%)、リトアニア(28.3%)、イタリア(27.3%)そしてスペイン(26.1%)と続く。...
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20%以上の男性と約22.5%の女性が貧困状態で、金銭面および物質面で乏しい生活を送っているという。 しかし、貧困状況はEUの国々により非常に異なっていると報告している。
EU中のとりわけ7カ国では、4人に1人が貧困状態にあるという。貧困状態の最も高い国は、ブルガリアで、次がルーマニア(32.5%)、さらにギリシャ(31.8%)、ラトビア(28.4%)、リトアニア(28.3%)、イタリア(27.3%)そしてスペイン(26.1%)と続く。
特に着目すべき点は、EU諸国の住人の17人に1人が、極貧状態にあるという。 すなわち、金銭が不足しているので勘定を払えないとか、住居の暖房ができないとか、休暇を取って遠くに旅行に出かけることができない状況にある。
欧州委員会のユーロスタットからの今回の貧困層の統計に関する報告書は、貧困問題の解決について研究した3人の経済学者にノーベル経済学賞を授与が決定されてから、時を同じくして数日後に発行された。
3人の経済学者の貧困状態克服に関する研究成果の1つは、教育レベルの向上で、インドでの500万人の児童に対する学費援助という形で実践されつつある。
ちなみに、インドでは世界の貧困層の25%が住んでいるといわれている。
一方、貿易戦争は、貧困問題をさらに悪化させている。それよりも貿易を安定化し、さらに各国の貿易で得た利益を確実なものにして利益を循環させることが貧困問題の解決につながると思われる。
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