イランの新聞報道によると、デモが開始されてから直後の金曜日の夜から、数十人のデモ参加者が逮捕されたと伝えている。
イラン学生新聞(ISNA)によると治安状態が回復したと伝えたが、日曜日の夜のインターネットの中断などで、全国規模の治安状態の把握は難しい状況にあるという。
イラン政府の報道官の発表によると、イラン政府の閣議でハッサン・ロハニ大統領は、暴動に対しては社会に不安を与えるものだとして国としては、絶対許容できないと明言した。...
全部読む
イランの新聞報道によると、デモが開始されてから直後の金曜日の夜から、数十人のデモ参加者が逮捕されたと伝えている。
イラン学生新聞(ISNA)によると治安状態が回復したと伝えたが、日曜日の夜のインターネットの中断などで、全国規模の治安状態の把握は難しい状況にあるという。
イラン政府の報道官の発表によると、イラン政府の閣議でハッサン・ロハニ大統領は、暴動に対しては社会に不安を与えるものだとして国としては、絶対許容できないと明言した。
なお、ストの発端となったイラン民衆の怒りは、政府の先週金曜日のガソリン価格の値上げによるものである。ロハニ大統領の説明によれば、米国の2018年、イラン核開発6カ国協議からの離脱と、それに続くイランに対する経済制裁で、イランにおける経済活動が停滞し、低所得者層の貧困状態がひどくなっている。この低所得者層の救済のために、ガソリン価格の値上げを断行したという。
政府発表によると、ガソリン価格は50%の値上げとなり、60リッターまでの給油で1リッター当たり、10,000リアス(=約25.6円)から15,000リアス(=約38.4円)になるという。
イランの最高指導者のアヤトラ・アリ・ホメイニ師もガソリンの値上げに賛同しており、日曜日に2人の死亡者を出した暴力的なデモ行動を厳しく非難した。
閉じる