※2022年6月、更新を終了しています
G20財銀開催・米財務長官の発言が注目される(3月17日)
ドイツ南西部のバーデンバーデンで開かれる今回のG20・財務相中央銀行総裁会議は、米国・トランプ政権発足後、主要国の財務相と中央銀行総裁がそろい、世界経済の課題について意見を交わす初めての国際会議で、日本からは麻生副総理兼財務大臣と日銀・黒田総裁が出席する。
これまでG20は、世界経済の成長に向け「あらゆる形態の保護主義に対抗する」として自由貿易を進める方針で足並みをそろえてきた。
しかし、トランプ政権は米国国内の雇用が奪われるなどとして、輸入品への課税の強化を検討したり、WTO・世界貿易機関の判断に必ずしも従わないなどとする方針を示したりするなど保護主義的な姿勢を打ち出している。...
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ドイツ南西部のバーデンバーデンで開かれる今回のG20・財務相中央銀行総裁会議は、米国・トランプ政権発足後、主要国の財務相と中央銀行総裁がそろい、世界経済の課題について意見を交わす初めての国際会議で、日本からは麻生副総理兼財務大臣と日銀・黒田総裁が出席する。
これまでG20は、世界経済の成長に向け「あらゆる形態の保護主義に対抗する」として自由貿易を進める方針で足並みをそろえてきた。
しかし、トランプ政権は米国国内の雇用が奪われるなどとして、輸入品への課税の強化を検討したり、WTO・世界貿易機関の判断に必ずしも従わないなどとする方針を示したりするなど保護主義的な姿勢を打ち出している。
このため、今回のG20で米国がどのような主張を展開するのかや、各国がこれまでどおりに自由貿易を進める方針で協調できるかが最大の焦点となる。
またG20に合わせて、麻生副総理兼財務大臣は、米国・ムニューシン財務長官と初めて会談する予定で、為替政策や来月中旬に行う方向で調整が進められている麻生副総理とペンス副大統領による日米の新たな経済対話についてどのような意見が交わされるかも注目される。
ここでは、トランプ政権の財務長官であるムニューシン氏がこのG20・財務相中央銀行総裁会議の場で、どのような発言をするか、そして中国とEU各国はそれにどう反応するかが注目される。
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トランプ大統領令・またもや執行停止に(3月16日)
トランプ大統領は今月6日、中東やアフリカの6か国の人の入国を90日間制限することと、すべての国からの難民の受け入れを120日間停止することを命じる大統領令に署名した。
これに対しハワイ州は、大統領令は「『イスラム教徒禁止令』であり、それを執行することはハワイ州が特定の宗教を冷遇し憲法に違反することを意味する」として、州内にある連邦地方裁判所に執行の停止を求める仮処分の申し立てなどを行っていた。...
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トランプ大統領は今月6日、中東やアフリカの6か国の人の入国を90日間制限することと、すべての国からの難民の受け入れを120日間停止することを命じる大統領令に署名した。
これに対しハワイ州は、大統領令は「『イスラム教徒禁止令』であり、それを執行することはハワイ州が特定の宗教を冷遇し憲法に違反することを意味する」として、州内にある連邦地方裁判所に執行の停止を求める仮処分の申し立てなどを行っていた。
審理が行われた結果、連邦地方裁判所は15日、信教の自由などを定めた憲法に違反するおそれがあるとして、全米で大統領令の執行の停止を命じる仮処分の決定を出した。
トランプ大統領は、ことし1月に出した同じ目的の大統領令が、裁判所による仮処分の決定で執行が停止されたため、今回の大統領令では制限の対象を絞っていたが、またも執行停止の判断が示されたことで大きな痛手となりそうである。
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注目のオランダ総選挙・投票始まる(3月15日)
オランダでは総選挙の投票が始まった。自由民主党・ルッテ首相が極右政党・自由党のウィルダース党首をわずかにリードしていると伝えられている。
オランダ、トルコとの危機への対処の仕方が注目されたが結果的にルッテ首相に有利に働いたようだ。...
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オランダでは総選挙の投票が始まった。自由民主党・ルッテ首相が極右政党・自由党のウィルダース党首をわずかにリードしていると伝えられている。
オランダ、トルコとの危機への対処の仕方が注目されたが結果的にルッテ首相に有利に働いたようだ。
今回の選挙はヨーロッパでの極右の台頭を占うバロメーターとして注目されている。
1300万人の有権者のうち6割は誰に投票するか決めておらず投票しない可能性もあるとの観測もある。
多くの有権者は今行われている主要政党の党首討論会を見て決めたいとしている。
エルドアン大統領はオランダで2人の大臣が入国拒否され、国外退去を命じられた後、ボスニアヘルツェゴビナのスレブレニツァの虐殺を引き合いに出して20年前、ボスニアでオランダの国連保護軍が非難されたことを強調した。
エルドアン大統領はヨーロッパはナチズムに屈していると非難している。
ベルギーではトルコの政治式典がいくつか開催禁止になった。ドイツ・メルケル首相のアドバイスに反してサレ州は全地域でトルコ人の集会を禁止した。
トルコからの移民に代表される「イスラム系移民・難民」に対する対処を巡って、欧州は大きく揺れている。
更に、EUの一員であることのデメリットも英国の脱退を機会に、注目されている。
オランダの選挙結果は、この後のフランスの大統領選挙などに影響が出てくると考えられる。
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注目の「米中会談」予定決まるか(3月14日)
米国の複数のメディアは、トランプ米大統領が4月に中国の習近平国家主席を安倍首相も招いた、フロリダ州の大統領の別荘「アール・ア・ラーゴ」に招待し、首脳会談を行うことで調整をしていると報じている。
18日に北京に入るティラーソン国務長官が最終日程を調整する予定である。
日程については、4月6日から7日というところが有力であるが、米中首脳会談が実現すれば、トランプ政権下で「米中関係をいかに発展させてゆくか」「北朝鮮の核ミサイル開発問題」「中国による南シナ海での軍事拠点化」などの議論や最も注目を集めている「米国の対中貿易の巨額な赤字解消方法」について話し合われるとみられる。...
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米国の複数のメディアは、トランプ米大統領が4月に中国の習近平国家主席を安倍首相も招いた、フロリダ州の大統領の別荘「アール・ア・ラーゴ」に招待し、首脳会談を行うことで調整をしていると報じている。
18日に北京に入るティラーソン国務長官が最終日程を調整する予定である。
日程については、4月6日から7日というところが有力であるが、米中首脳会談が実現すれば、トランプ政権下で「米中関係をいかに発展させてゆくか」「北朝鮮の核ミサイル開発問題」「中国による南シナ海での軍事拠点化」などの議論や最も注目を集めている「米国の対中貿易の巨額な赤字解消方法」について話し合われるとみられる。
トランプ政権も50日を過ぎ、日米首脳会談や米英首脳会談、米加首脳会談、米イスラエル首脳会談などを経て、いよいよ米中首脳会談、米ロ首脳会談、対EU諸国との首脳会談へと進んで行くものと考えられる。
波乱を含んだトランプ政権は、それでも着々と主要各国の首脳と会談を持ち、意見交換を進めている。
問題は次に続く日程である。
IS(イスラミックステート)周辺の国々との折衝やトルコ、エジプト、インド、加えて東南アジア諸国、オーストラリアとの会談をどうするか、そしてその順番をどうするか、トランプ政権の動きはまだまだ注目されるものと見られる。
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「金正男」特定・日本からの指紋参考に(3月13日)
金正男暗殺事件に関して、2001年に正男を成田空港で拘束した際に採取した指紋などの情報をマレーシア政府の依頼で提供していたことが分かった。
金正男は偽造パスポートで日本入国の際、指紋などをとられた後、強制送還されている。例の「東京ディズニーランド密入国事件」時のものである。
朝鮮の関与が、どういう形でされたのか、目的は何だったのか、様々な謎を残して、曖昧なまま終わってしまうのであろうか。
兎に角、マレーシア政府・当局や関係している国々は、少しでも解明するべき努力が必要であると考
日本政府関係者によるとマレーシア政府から金正男の身元確認で捜査協力の依頼があり当時採取した指紋などを提供したという。...
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金正男暗殺事件に関して、2001年に正男を成田空港で拘束した際に採取した指紋などの情報をマレーシア政府の依頼で提供していたことが分かった。
金正男は偽造パスポートで日本入国の際、指紋などをとられた後、強制送還されている。例の「東京ディズニーランド密入国事件」時のものである。
朝鮮の関与が、どういう形でされたのか、目的は何だったのか、様々な謎を残して、曖昧なまま終わってしまうのであろうか。
兎に角、マレーシア政府・当局や関係している国々は、少しでも解明するべき努力が必要であると考
日本政府関係者によるとマレーシア政府から金正男の身元確認で捜査協力の依頼があり当時採取した指紋などを提供したという。マレーシア警察は死亡した男性は金正男と断定している。身元の確認に日本からの情報も参考にしたとみられている。
未だに、真相がはっきりしない金正男暗殺事件であるが、親族からのDNAの提供もどうなったかマレーシアからは、はっきり説明されていない。
北える。
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