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ドイツで初の自動運転バス運行開始(10月26日)
ドイツでは初めてとなる運転手なしで自動で走る自働運転バスが人口約6000人の南東部の町で運行を始めた。
使用されているのはフランスのベンチャー企業が開発した小型電動バスでハンドルはなくセンサーで周囲の状況を検知すると共にGPSを使って位置を確認しながら走行する。
町の中心部と温泉施設を結ぶ約700メートルの距離を時速15キロ以下で往復する。
路線は公道も含まれているため地元の自治体が特例として走行を認めた他、駐車違反の車が道をふさいでいる場合など想定外の事態に備えて職員が1人常に乗車している。...
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ドイツでは初めてとなる運転手なしで自動で走る自働運転バスが人口約6000人の南東部の町で運行を始めた。
使用されているのはフランスのベンチャー企業が開発した小型電動バスでハンドルはなくセンサーで周囲の状況を検知すると共にGPSを使って位置を確認しながら走行する。
町の中心部と温泉施設を結ぶ約700メートルの距離を時速15キロ以下で往復する。
路線は公道も含まれているため地元の自治体が特例として走行を認めた他、駐車違反の車が道をふさいでいる場合など想定外の事態に備えて職員が1人常に乗車している。
運行を始めたドイツ鉄道によると公道での自動運転のバスや車の走行はドイツでは初めて。
ドイツ鉄道は来年さらに路線を広げて利用者の反応などの検証を進める予定。
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スコットランド、世界初の浮体式風力発電施設稼働(10月24日)
スコットランドは、2017年10月、世界で初めて海上に浮かぶ風力発電施設による電力供給を開始した。
風車はスコットランド北東部アバーディーンシャー州にあるピーターヘッドの沖合25キロに設置された。
この施設で使用する風車は、翼長75メートルの羽根を3枚組み合わせたもので、全部で5基の風車により30メガワット(スコットランドの約2万世帯分の使用電力に相当)を供給することができる。
また、5基の風車は、基礎を海底に固定しない浮体方式で、比較的浅い海(水深約120メートル)の上に建設され、アンカーケーブルにより海底と風車を繋いでいる。...
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スコットランドは、2017年10月、世界で初めて海上に浮かぶ風力発電施設による電力供給を開始した。
風車はスコットランド北東部アバーディーンシャー州にあるピーターヘッドの沖合25キロに設置された。
この施設で使用する風車は、翼長75メートルの羽根を3枚組み合わせたもので、全部で5基の風車により30メガワット(スコットランドの約2万世帯分の使用電力に相当)を供給することができる。
また、5基の風車は、基礎を海底に固定しない浮体方式で、比較的浅い海(水深約120メートル)の上に建設され、アンカーケーブルにより海底と風車を繋いでいる。
風車の高さは、海面から羽根の先端までが最大で175メートル、海面の下に78メートルの主塔部分が沈んでおり、全長は253メートルに及ぶ。
また、その重さは、主塔部分が670トンで、3枚の羽根が225トンの合計895トンにもなる。
尚、今回の建設費用は、約2億ポンド(日本円で300億円)である。
この風力発電施設を建設した企業は、ノルウェーの石油会社であるスタトイルである。
スタトイルは、2030年までに1時間の1メガワットあたりの海上風力発電コストを現行の76USドル(日本円で8,610円)から47USドル(日本円で5,325円)程度にまで低減するとの大きな目標を掲げている。
今回、スコットランドは、2020年までに国内の電力需要のすべてを再生可能エネルギーで賄うことを表明しており、かつその根拠となる法律も存在していることから、世界に先駆けて浮体方式での洋上風力発電施設を建設し、稼働させた。
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監視機能付きスマート散水機登場(10月20日)
クラウドファンディング・サイトに、あなたの庭の見張り番や水やりをしてくれるスマートな散水機「ガーデン・スペース」が登場した。
水やりの可能な範囲は、100平方フィート(9.3平方メートル)で、水道とWi-Fiがあれば設置できる。
この「ガーデン・スペース」は、腰の高さほどある水が通る棒状の柱の上に、回転する円盤状のヘッドを備えている。
円形状のヘッドには、散水ノズルのほか、赤外線カメラや赤外線温度計、RGB(赤、緑、青の3色で多様な色を再現する加法混合の一種)のカム(機械部品)が装備されており、日中の水やり、害虫駆除を行ない、植物の健康状態を常に監視してくれる。...
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クラウドファンディング・サイトに、あなたの庭の見張り番や水やりをしてくれるスマートな散水機「ガーデン・スペース」が登場した。
水やりの可能な範囲は、100平方フィート(9.3平方メートル)で、水道とWi-Fiがあれば設置できる。
この「ガーデン・スペース」は、腰の高さほどある水が通る棒状の柱の上に、回転する円盤状のヘッドを備えている。
円形状のヘッドには、散水ノズルのほか、赤外線カメラや赤外線温度計、RGB(赤、緑、青の3色で多様な色を再現する加法混合の一種)のカム(機械部品)が装備されており、日中の水やり、害虫駆除を行ない、植物の健康状態を常に監視してくれる。
また、円形状のヘッドは、360度回転と上下の首振りをする。
さらに、電源は太陽光から採り込み、かつ予備バッテリーも備えていることから、曇りや雨の日でも問題なく作動する。
加えて、周囲360度の監視機能も有しており、不法侵入者等を放水により撃退してくれる。
最後に、スマートフォンのアプリを使えば、育てている植物の等の情報を指定してやるだけで、植物プランクトンの量や水質汚濁の状態、土壌温度などのデータを解析し、最適な育て方を指示してくれる。
尚、予定販売価格は、400USドル(日本円で4万5千円)である。
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サムスン、ルンバ型の新型360度高級カメラ発表(10月19日)
サムスンは、プロや愛好家が3D動画や音声を記録し、ライブ配信向け、特にVR(仮想現実)コンテンツ製作するための新型360度カメラ「360 ラウンド」を発表した。
「360 ラウンド」は、ルンバ(自動掃除機)のような円盤状で、カメラが全部で17個取り付けられており、4K・3Dの映像と音声をライブストリーミング配信することができる。
大きさは、直径20.5センチ、厚さは7.68センチで、重量は1.93キロである。...
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サムスンは、プロや愛好家が3D動画や音声を記録し、ライブ配信向け、特にVR(仮想現実)コンテンツ製作するための新型360度カメラ「360 ラウンド」を発表した。
「360 ラウンド」は、ルンバ(自動掃除機)のような円盤状で、カメラが全部で17個取り付けられており、4K・3Dの映像と音声をライブストリーミング配信することができる。
大きさは、直径20.5センチ、厚さは7.68センチで、重量は1.93キロである。
カメラは、その円盤上の側面に、2個で1セットにしたステレオカメラ(対象物を複数の異なる方向から同時に撮影することにより、その奥行き方向の情報も記録できるカメラ)8組が組み込まれ、上面に魚眼レンズ(広角レンズより広い範囲を撮影できる)カメラ1個である。
各カメラは、200万画素で、F値(レンズの明るさを示す指標で、数値が小さいほど速いシャッター速度に対応できる)1.8である。
また、内蔵マイクは6個と内蔵センサとしてジャイロ(慣性角度を検出する計測器)と加速度計(物体の加速度を計測する機器)を備えている。
さらに、ストレージはLPDDR3(低電圧、低消費電力仕様でレベル3)で、eMMC(組み込み用マルチメディアカード)フラッシュメモリ40GBを内蔵している。
加えて、IP(保護等級)65に準拠した高い防水防塵性能を有し、雨天時でも撮影することが可能である。
最後に、映像解像度は、30fps(1秒間30コマの静止画で構成)で4,096×2,048ピクセルである。
尚、価格は10,500USドル(日本円で118万6500円)である。
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オランダで3Dプリンターが作った自転車用の橋が開通(10月19日)
オランダ南東部のへーメルトで17日、3Dプリンターで作られたコンクリート製の橋が開通した。開通式が行われ、当局職員が自転車に乗って橋を渡った。
この橋は世界で初めて3Dプリンターで製造された、主に自転車に乗った人が使うことを想定したコンクリート橋であるという。製造に当たったアイントホーフェン工科大学によると、橋は前もって圧縮応力を加えて強化したプレストレストコンクリートを材料としており、6月から作業を開始し、完成までに3カ月を要した。...
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オランダ南東部のへーメルトで17日、3Dプリンターで作られたコンクリート製の橋が開通した。開通式が行われ、当局職員が自転車に乗って橋を渡った。
この橋は世界で初めて3Dプリンターで製造された、主に自転車に乗った人が使うことを想定したコンクリート橋であるという。製造に当たったアイントホーフェン工科大学によると、橋は前もって圧縮応力を加えて強化したプレストレストコンクリートを材料としており、6月から作業を開始し、完成までに3カ月を要した。
橋は水路を挟む2つの道路を結んでおり、その長さは8メートル、幅は3.5メートルしかない。800のコンクリート層を重ね、スチールのケーブルで補強されて作られている。2トンまでの重量に耐えられるよう設計されており、少なくとも30年間の使用が可能としている。
アイントホーフェン工科大学のテオ・サレー(Theo Salet)教授は、「橋はそう大きくないが、プリンターによって作り出されたところがユニークだ。」とオランダの放送局に語った。同大学は、「橋を3Dプリンターで作成する一つの利点は、従来の型を使う工法に比べて使用するコンクリートの量がずっと少なくなることである。プリンターは必要な部分にだけコンクリートを使う。」とそのウェブサイトで説明している。コンクリートの製造時には多くのCO2が生成されるので、3Dプリンターを使えば、結果としてその排出量が少なくなり、また作業時間やコストも削減できる。
同大学では、今回提携したインフラ建設会社のBAM社と2トンの負荷をかけて橋のテストを行った。BAMも3Dプリンターは、「必要とする資源が少なく無駄が殆どない」とその利点を挙げている。同社は、「未来を見据え、インフラの問題に対処するための賢明な方法を常に追求し、社会における移動のしやすさや持続可能性の改善に多大なる貢献をしていく。」と話している。
オランダは米国や中国と並び、3Dプリンターの先端的な技術をリードする国だ。コンピュータやロボティックスの技術を駆使して、一からモノや構造物を製造・建設している。昨年、オランダの新興企業がステンレス製の橋の製作を3Dプリンターで開始し、既に3分の1が完成している。来年の3月までに完成し、6月にアムステルダムの運河に橋を架ける予定だという。
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