中国河南省南陽市の27階建オフィスモールからクリスマスツリーやライトが間もなく消える。入り口の巨大テディベアも規制対象。上海や北京など中国の大半の都市ではクリスマスは同じように祝われているのだが、中国政府は伝統文化をより重視する政策を出しており、習近平国家主席のもとに宗教弾圧が強められサンタクロースも危機に瀕しているという。...

中国河南省南陽市の27階建オフィスモールからクリスマスツリーやライトが間もなく消える。入り口の巨大テディベアも規制対象。上海や北京など中国の大半の都市ではクリスマスは同じように祝われているのだが、中国政府は伝統文化をより重視する政策を出しており、習近平国家主席のもとに宗教弾圧が強められサンタクロースも危機に瀕しているという。今年は少なくとも４都市、１県がクリスマス祝賀の規制を発令している。

めまぐるしく変化する世界の中で、中国は自国の伝統統一のため共産主義の拡大路線をとっておりその為、外国文化的要素であるクリスマスは排除対象となっているのだという。数年前にもこの傾向は中央より地方で活発化。

上海から西に約９５０キロの南陽市では今月１６日、市当局員が、会社や店でクリスマスの飾りを取り外すよう指示。湖南省の衡陽市では１９日、当局のＳＮＳアカウントでセールや祝いをしたことが見つかったら罰則とするとした。共産党は、外国のフェスティバルを避け、“中国の伝統文化に則ったモデル“を奨励するとしている。

北京の南に位置する廊坊市は、クリスマスのステージ、商品広告を禁止。クリスマスのシールもはがされ、当局による違反者取締循環警備が２３～２５日に強化される。同市は、報道に対し、「規制はクリスマスの排除目的ではなく、政府主催の全国文明都市賞を受賞するための景観浄化目的」だと説明している。

昨年政府は２０２５年に向けた文化復興プロジェクトガイドラインを発表。文化的な規制に市民はあえいでおり、大学経営者も例外ではない。ＳＮＳ上には規制への学生からの不満の声が上がる。上海大学では、学生連合がクリスマスのイベント計画を中止、解決法として“クリスマス”を“新年”と呼び換え、日程を２５日から変更しイベントを続行するという。

同日付米国『ABC』は「中国政府、各地のクリスマス行事を規制」との見出しで以下のように報道している。

中国各地では、少なくとも４都市でクリスマスの飾りが禁止となっている。文化的ナショナリズムの広がりと共に、政府主導でなく、各自治体からのこうした動きが広まっている。クリスマスへの規制はいかに”画一化“思考が中国人の日常に根差しているかを示すもの。

しかし、学生達はこの規制をものともせず、ＳＮＳ上で不満を訴え、規制を逃れるためのプラン変更で、問題解決を図っている。

ＮＢＣ，ＦＯＸニュース、フェイスブックが月曜、警官2人殺害で有罪となった移民を扱ったトランプ大統領の選挙広告の放送、配信を中止すると発表。ＣＮＮも同広告を拒否していた。

これに関し集会に向かうトランプ氏は、「多くの事が反発を招いている。...

ＮＢＣ，ＦＯＸニュース、フェイスブックが月曜、警官2人殺害で有罪となった移民を扱ったトランプ大統領の選挙広告の放送、配信を中止すると発表。ＣＮＮも同広告を拒否していた。

これに関し集会に向かうトランプ氏は、「多くの事が反発を招いている。メディアの質問もそうだ」と回答。

ＮＢＣはこの時期約２０００万人が視聴し高視聴率の「サンデーナイト・サッカー」で既に広告を放送。ＭＳＮＢＣも月曜の「モーニング・ジョー」で広告を放送していた。

先週公開された同広告の内容は、2度送還されカリフォルニアで警官2人の殺害で死刑となったメキシコ移民の男が、法廷で笑いながら「すぐに（刑務所を）出てもっと殺す」と言っている映像が流れ、「民主党が入国させたのだ」と言った後、大勢の移民がフェンスを打ち破ろうとする映像が流され、その後、お決まりのフレーズ“トランプと共和党が米国を安全にする。”と締めくくられるもの。

ＮＢＣがウェブ上の反応からまず掲載を取り下げた。その後、ＦＯＸの広告担当部も、検討の上取り下げを決めたと発表。既に放送された回数には触れていない。フェイスブックは、広告を放送していたが、その内容は同社の方針に反するもので、間違いであったとスポークスマンが述べた。

トランプ選対部長Parscale氏は、ツイッターで各社の決定は、「不法入国者を支援するものだ」としメディア（ＦＯＸには言及せず）は国民の情報を統制しようとしていると述べた。トランプ・ジュニア氏もツイッターでＣＮＮの広告中止に言及し、「偽ニュースしか放送しない。」等とコメントしている。

１１月５日付米国『ＵＳＡトゥデイ』は「ＣＮＮが人種差別的と判断したトランプ移民広告を、ＮＢＣ，ＦＯＸ、フェイスブックも取り下げる」との見出しで以下のように報道している。

中間選挙を前に、トランプ大統領は、移民を重要な争点としている。30秒の当該広告に関し、インタビューでトランプ氏は「それに関しては知らない。広告は沢山ある、目にする数により効果がある。」と述べている。

この広告を批評家は人種差別的だとし、ニュース校正者はこれを誤解を招きかねないと判断した。 法廷記録では、最初は、共和党が手続きをしている、とアリゾナ・リパブリックが報道。少なくとも1度の送還はビル・クリントン政権時となっているが、他の送還はＧ．Ｗ．ブッシュ政権時だという。

同広告は、トランプ陣営のために制作されたものであり、ネット媒体で法の縛りが無いため、連邦選挙管理委員会の承認を得ていないという。

ＮＢＣ、ＦＯＸ，フェースブックが放送した短い広告では、7千人の移民キャラバンがメキシコを超え米国国境に向かう映像で始まり、ナレーションが無いまま、急にブラカモンテスの映像に飛ぶ。その間、「警官殺しのブラカモンテスのような危険で違法な犯罪者は、米国の法を無視する」とのナレーションが流れる。その後キャラバンの映像に戻り、「米国は侵入を容認できない。移民キャラバンは阻止しなければならない」という。その後移民当局でのトランプの映像と、「政権と同盟国が国境や国民の安全を守る」とのナレーションが流れる。最後に、女性が投票ブースに立ちい、「米国の未来はあなたにかかっている。キャラバンを阻止し、共和党に投票しよう。」という内容。