北朝鮮が非同盟諸国首脳会議に参加(2024/01/22)
アフリカで開催されている国際首脳会議で、北朝鮮は近年の軍事力強化は、米国主導の不安定な安保情勢への対抗策としての自主権行使であると主張し、反米連帯をアピールしている。
1月22日付韓
『KBSワールド』:「防衛強化を自主権の行使だと主張する北朝鮮」:
北朝鮮は、防衛軍事強化は、米国主導の不安定な安保情勢への対抗策としての自主権行使であると主張している。
韓国中央通信社(KCNA)によると22日、北朝鮮のキム・ソンギョン外務次官が、19日と20日にウガンダで開催される非同盟諸国(NAM)サミットで演説をしたという。
演説でキム氏は、「同組織の設立以来歴史は進んだが、国際舞台では力による支配が横行しており、北朝鮮を含む非同盟諸国の自主権や生存権が甚だしく侵害されている」と述べた。...
全部読む
1月22日付韓
『KBSワールド』:「防衛強化を自主権の行使だと主張する北朝鮮」:
北朝鮮は、防衛軍事強化は、米国主導の不安定な安保情勢への対抗策としての自主権行使であると主張している。
韓国中央通信社(KCNA)によると22日、北朝鮮のキム・ソンギョン外務次官が、19日と20日にウガンダで開催される非同盟諸国(NAM)サミットで演説をしたという。
演説でキム氏は、「同組織の設立以来歴史は進んだが、国際舞台では力による支配が横行しており、北朝鮮を含む非同盟諸国の自主権や生存権が甚だしく侵害されている」と述べた。
また、「北朝鮮の自主権を守る権利を主張することは、自主権の侵害や国際問題への干渉に抵抗する非同盟運動のイデオロギーと完全に一致している。自立と正義に基づいた新たな国際秩序を築くため、北朝鮮は継続して非同盟諸国の役割を強化を重要視していく」としている。
非同盟諸国(NAM)は120カ国の加盟国から構成され、いかなる主要国のブロックにも加盟していない途上国支援組織。
ウガンダでのサミットに出席するため、北朝鮮からは外務次官ひきいる代表団が13日平壌から出発。21日から23日まで開催される途上国77カ国の意思決定機関「サウスサミット」へも参加する。
同日付韓『聯合ニュース』:「国際会議で北朝鮮が軍事強化を正当化」:
北朝鮮は、ウガンダでの非同盟運動(NAM)首脳会議で、軍事力強化は米国が主導する軍事的対立に対抗した自主権の行使にすぎないと主張したと国営放送が22日報じた。
120カ国からなるNAMは主要国に属さない組織で、北朝鮮の故キム・イルソン氏が20世紀末期、帝国主義への抵抗運動に積極的に参加していた。キムジョンウン氏は昨年末の会合で、米国に対抗した独立、反帝国主義諸国の結束強化を指示していた。
欧州国の外務機関によると、北朝鮮のキム・ソンギョン外務次官が、ベラルーシのセルゲイ・アレイニク外務大臣と会談し、二国間協力の強化策を協議している。
ベラルーシはウクライナ侵攻をめぐりロシアを支援しており、北朝鮮はロシアへ武器供給の見返りに核開発への技術支援を求めているとされる。二国間協議の内容は不明だが、情報筋によると、ベラルーシへの労働者派遣や、ロシアを含めた三カ国協力を協議したとみらている。
閉じる
保守系大統領政権下で親米路線に復帰を期待して、韓国自動車大手現代がジョージア州に電気自動車製造工場を建設するとぶち上げ【米・韓国メディア】(2022/05/13)
韓国では、革新系大統領政権下で、米同盟国にも拘らず親中路線を進む傾向が強かった。しかし、保守系大統領が5年振りに就任したこともあって、政府が親米路線に復帰すると読んでか、この程、同国最大手自動車メーカーの現代(ヒョンデ、1967年設立、世界第5位)が、中国ではなく米ジョージア州に電気自動車製造工場を建設するとぶち上げている。
5月12日付米
『AP通信』は、「現代、バイデン大統領の訪韓に合わせてジョージア州に70億ドルの自動車製造工場建設計画を発表」と題して、保守系大統領政権下での親米路線復帰を期待してか、韓国最大手自動車メーカーが米大統領の訪韓を歓迎するための花火を打ち上げようとしていると報じた。
米高官によると、韓国の現代自動車が来週、ジョージア州南東部のサバンナ市(大西洋に面する港湾都市)近郊に大規模電気自動車工場を建設する計画を公式に発表する予定だという。...
全部読む
5月12日付米
『AP通信』は、「現代、バイデン大統領の訪韓に合わせてジョージア州に70億ドルの自動車製造工場建設計画を発表」と題して、保守系大統領政権下での親米路線復帰を期待してか、韓国最大手自動車メーカーが米大統領の訪韓を歓迎するための花火を打ち上げようとしていると報じた。
米高官によると、韓国の現代自動車が来週、ジョージア州南東部のサバンナ市(大西洋に面する港湾都市)近郊に大規模電気自動車工場を建設する計画を公式に発表する予定だという。
奇しくも、来週にはジョー・バイデン大統領(79歳、2021年就任)が、就任後初のアジア歴訪の一環で訪韓することになっている。
匿名条件で『AP通信』のインタビューに応じた先の米高官によると、ホワイトハウスと現代は、同州に数千人の新規雇用をもたらす同自動車工場建設について協議を続けてきており、同大統領が5月20~21日にソウルを訪問するタイミングに合わせて同計画を正式発表することになる見込みだとする。
ジョージア州と現代間の協議に精通している2人の関係者によると、同新規工場には8,500人の従業員が就業することになり、建設場所はサバンナ市北西隣のエラベル村で、同州・同村が共有する土地が提供され、広さは2,200エーカー(890ヘクタール、約9平方キロメートル)であるという。
また、現代が投下するのは70億ドル(約9,030億円)以上で、電気自動車の他、一部ガソリン車も製造するという。
更に、ジョージア州側では、ソウルでの発表に合わせて5月20日に同計画を公式発表する予定であるとする。
一方、同州では昨年12月、リビアン・オートモーティブ(2009年設立のカリフォルニア州本拠の電気自動車メーカー)がアトランタ近郊に50億ドル(約6,450億円)を投じて電気貨物自動車製造工場を建設することが決定されており、7,500人の新規雇用が創出される見込みである。
5月13日付韓国『KBSワールド』(2003年設立の韓国放送公社)は、「現代自動車、バイデン大統領訪韓に合わせて米ジョージア州における電気自動車製造工場建設計画を発表」と題し、『AP通信』の記事も一部引用して報じている。
『AP通信』が5月12日に報じたところによると、米高官の情報として、バイデン大統領の来週の訪韓に合わせて、現代がジョージア州に新たに建設する電気自動車工場について発表するという。
建設場所は、港湾都市サバンナから約40キロメートル内陸のエラベル村で、2,200エーカーの広さを持ち、8,500人の新規雇用が創出されるとする。
なお、同社にとって、同州の自動車製造工場は2009年に続いて2カ所目となるが、これに先立つ2006年には、同州西隣のアラバマ州に製造工場を建設している。
閉じる
その他の最新記事