大腸がん予防にケール、キャベツ、ブロッコリー(2018/08/15)
免疫医学紙に掲載された論文によると、マウスの実験で、ケール、キャベツ、ブロッコリーなどの緑色野菜が消化されるときに活性化されるタンパク質が大腸ガンの予防になると事が分かったという。
8月14日付英国
『Newsweek』は「緑色野菜がガン予防に効くことがマウスの実験で証明された」との見出しで以下のように報道している。
ケール、キャベツ、ブロッコリーなどの野菜には結腸がんを予防する物質が含まれることがマウスの実験で分かった。「免疫」ジャーナルに掲載された論文によると、アブラナ科の野菜を食べたマウスはより健康な腸を持ち、炎症や結腸ガンを発症する率も低かったという。アブラナ科の野菜を消化すると、インドル-3-カルビノール(I3C) が作られる。...
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8月14日付英国
『Newsweek』は「緑色野菜がガン予防に効くことがマウスの実験で証明された」との見出しで以下のように報道している。
ケール、キャベツ、ブロッコリーなどの野菜には結腸がんを予防する物質が含まれることがマウスの実験で分かった。「免疫」ジャーナルに掲載された論文によると、アブラナ科の野菜を食べたマウスはより健康な腸を持ち、炎症や結腸ガンを発症する率も低かったという。アブラナ科の野菜を消化すると、インドル-3-カルビノール(I3C) が作られる。これがアリル炭化水素受容体(Ahレセプター)と呼ばれるたんぱく質を活性化させるため、がん予防効果があるという。このタンパク質は、腸の免疫細胞と上皮細胞に信号を送り、これが腸を消化器官に住むバクテリアによる炎症から守る。
当研究の筆頭著者でフランシスクリック研究所のスティンガー博士は「興味深いことに、既にガン細胞のあるマウスでもI3Cの豊富な食事に変えると、腫瘍が減少したり、良性腫瘍となった。野菜と健康の研究は多くあるが、このような分子レベルの研究は無かった。我々の研究は、どのような物質が腸のバリア機能を高めるのかその機能を分析した。」と述べている。研究チームは、マウスの腸内からガンを抑制するAhレセプターが活性化しないようマウスの遺伝子を組み換え、腸内の炎症や結腸ガンの発症を確認。
一方で、マウスの実験が人と同じ結果となるかは慎重に扱われるべきだとする疫学研究者もいる。食べ物として別のものと合わせられれば単離化合物は別の反応をする可能性もある。
だが、一般に加工肉や赤身の肉を食べると結腸ガンのリスクは上がるとされ、現在のガン予防ガイドラインでは、様々な種類の野菜や果物、全粒粉を摂り、加工肉や赤身の肉の消費を減らす事を推奨している。このような食生活がガンのリスクを減らすだけでなく、循環器疾患や糖尿病のリスクも減らす。
がん研究英国慈善団体のティム・ケイ教授は、この研究は、ブロッコリーやキャベツなどの野菜に含まれる繊維だけでなく、野菜に含まれる分子も大腸ガンのリスクを抑えることが示している。野菜を多く含むヘルシーな食事の大切さが証明されている。」としている。
同日付英国『デイリーメール』は「緑色野菜を食べるもう一つの理由!ケール、キャベツ、ブロッコリーの成分が大腸ガンの予防に」との見出しで以下のように報道している。
緑色野菜が消化されるときに腸の炎症を減らし結腸ガンを予防するタンパク質が活性化されることが分かった。ロンドンのフランシスクリック研究所の研究著者は、「これらの発見は、ガンを増加させる遺伝子ファクターは変えられないが、野菜を多くとる食生活によりそのリスクを減少出来るという希望が生まれる」としている。
「我々は脂肪が多く野菜が少ない西洋的な食事が、直腸がんを促進すると考えることも多く、この研究により、この所見の仕組みが裏付けられた。」という。
「マウスでの実験が終わり、次は人の細胞や人体での検証だ。とりあえずは野菜の量を増やして問題はないでしょう!」と述べている。
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フェイクニュース賞(2018/01/18)
米ドナルド・トランプ大統領は自身が企画した「フェイクニュース賞」を水曜夜ツイッターで発表、ニューヨークタイムズ紙が1位となった。また、6位には昨年11月に同大統領が訪日した際、安倍首相と共に池のコイに餌をやったのだが、升で餌をやり過ぎたとの報道(CNN)がランクインした。
1月17日付米国
『FOXニュース』は「トランプ大統領、フェイクニュース賞受賞者を発表」との見出しで以下のように報道している。
「トランプ大統領は自身が企画した「フェイクニュース賞」を水曜夜ツイッターで発表。1位となったのは、ニューヨークタイムズ紙で、“トランプの大統領選出で株式市場は絶対回復しない”と予測したポール・クルーグマンが受賞。皮肉なことにこの日、ダウ平均株価は2万6千ドルの新記録で取引を終えた。...
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1月17日付米国
『FOXニュース』は「トランプ大統領、フェイクニュース賞受賞者を発表」との見出しで以下のように報道している。
「トランプ大統領は自身が企画した「フェイクニュース賞」を水曜夜ツイッターで発表。1位となったのは、ニューヨークタイムズ紙で、“トランプの大統領選出で株式市場は絶対回復しない”と予測したポール・クルーグマンが受賞。皮肉なことにこの日、ダウ平均株価は2万6千ドルの新記録で取引を終えた。
2位はABCニュースのブライアン・ロス。トランプが選挙期間中にフリン元国家安全顧問にロシア当局に接触を図るよう指示したと失言報道をした。
3位のCNNはトランプ陣営がウィキピディアの「ハッキング文書」にアクセスしていたと報道。
最後の受賞者は、トランプが“最後だが等しく重要な」ロシア共謀だ。これがおそらく国民に対する最大の虚偽内容である。共謀などない!”と綴った“ロシア共謀疑惑“であった。
共和党全国委員会のウェブサイト上には、「統計では、トランプ大統領に関する報道の90%以上が否定的なもの」だとし、「2017年は容赦ない偏向的で不公平な報道や明らかな偽ニュースの年だった」と記載されている。この共和党のサイトはトランプのつぶやき後アクセスが殺到し停止した。
特に名指しはないがトランプ氏はツイッターで「多くの素晴らしい記者」を賞賛。「腐敗した虚偽報道もある一方、私が尊敬する素晴らしい記者や国民が誇るべき“良いニュース”も沢山ある“」と呟いた。
(以下4位~11位)
4位、タイムズ紙: トランプがホワイトハウス内のキング牧師の記念碑を撤去したと報道。
5位 ワシントンポスト紙:デイヴィッド・ウェイゲルが12月のフロリダ州ペンサコーラで開かれたトランプの集会で、観客はガラガラだったと報道。
6位 CNNの動画:訪日中、安倍首相と魚のえさをやり過ぎたと報道。
7位 CNN:アンソニー・スカラムッチ元広報部長のロシア結託疑惑報道を撤回した。
8位 Newsweekがポーランドのファーストレディがトランプとの握手を拒否したと報道。
9位 CNN:自分は捜査対象でないと主張するトランプ氏にコミー元FBI長官が反論と報道。
10位 タイムズ紙:トランプ政権が温暖化報告書を隠ぺいしたと報道。
11位 ロシア共謀疑惑
同日付英国『インディペンデント』は「トランプが“フェイクニュース”賞受賞者を発表」との見出しで以下のように報道している。
「大賞に輝いたのは、トランプ政権は米国経済に深刻なダメージを与えると主張したタイムズ紙のコラムニストポール・クルーグマンとなった。実際はトランプのリーダーシップで経済は急回復している。
最初トランプ氏は今月8日に“一年で最も不正直で腐敗したメディアに賞を与える”と約束し、その後17日に延期した。この賞は“誰も予測できないほど面白く、重要な賞”だとしていた。ところが、ホワイトハウスのスケジュールには授賞式などの予定はなく、サンダース報道官は「逐次報告します」などと述べていた。
ツイッターで受賞者を発表した直後、共和党全国委員会のウェブサイトはエラーとなった。
トランプ氏は執拗にタイムズ紙に批判の目を向けてきた一方、“FOX and Friends”などトランプを賞賛するメディアは褒めちぎっていた。この日、共和党議員2名(ジェフ・フレイク議員(アリゾナ州)他)はトランプの報道局への姿勢を批判している。
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