中国共産党・アリババ本社ある市幹部らの癒着調査(8月26日)
中国共産党で党員の汚職の摘発などを担う中央規律検査委員会は杭州市のトップの周江勇書紀を重大な規律違反で調査していると発表した。
市の幹部や家族等が企業と癒着し利益を得ていないか調査を行うと発表し、これまでにおよそ2万5000人が対象になっているという。
杭州にはネット通販最大手「アリババグループ」と傘下の「アントグループ」が本社を構えている。
インターネット上では「杭州市トップがアントグループと癒着し不当な利益を得ようとしていたのではないか」という憶測が出ていて、アントグループはこれを否定する声明を出している。...
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中国共産党で党員の汚職の摘発などを担う中央規律検査委員会は杭州市のトップの周江勇書紀を重大な規律違反で調査していると発表した。
市の幹部や家族等が企業と癒着し利益を得ていないか調査を行うと発表し、これまでにおよそ2万5000人が対象になっているという。
杭州にはネット通販最大手「アリババグループ」と傘下の「アントグループ」が本社を構えている。
インターネット上では「杭州市トップがアントグループと癒着し不当な利益を得ようとしていたのではないか」という憶測が出ていて、アントグループはこれを否定する声明を出している。
習近平指導部は急速に影響力を増すアリババなど巨大IT企業への統制を強めていて、今回の調査の行方に注目が集まっている。
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中国“超低価格”EV・人気の秘密(8月19日)
各国が開発にしのぎを削る電気自動車であるが、中国の最新情勢はどうなっているのだろうか。
中国で人気の小型EVだが、最大の売りは日本円でおよそ48万円からという超低価格にある。
安さの秘けつはぎりぎりまで機能を抑えたことだ。バッテリーは低価格の国産品を採用し、走行距離は1回の充電で120キロと短めにした。急速充電には対応していないほか、最も安いモデルでは冷房がついていない。
中国で人気の小型格安EVの生産工場に来ている。...
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各国が開発にしのぎを削る電気自動車であるが、中国の最新情勢はどうなっているのだろうか。
中国で人気の小型EVだが、最大の売りは日本円でおよそ48万円からという超低価格にある。
安さの秘けつはぎりぎりまで機能を抑えたことだ。バッテリーは低価格の国産品を採用し、走行距離は1回の充電で120キロと短めにした。急速充電には対応していないほか、最も安いモデルでは冷房がついていない。
中国で人気の小型格安EVの生産工場に来ている。生産ラインは1日1200台余り100%の稼働率だということだ。
去年7月の発売以来、販売台数は30万台を突破。中国で最も売れているEVになっていて供給が追いつかないほどになっている。この車がつかんでいるのはいわゆる街乗りのニーズだ。
上海に住むこちらの家族はすでに乗用車を持っているが、買い物や子どもの習い事の送り迎え用にと購入を決めた。
一方、安さとは全く違う戦略でブランド化を図るEVメーカーもある。バッテリーの定額サービスでは、日本円で月々およそ1万6000円を支払うことで何度でも充電済みのバッテリーに交換できるというものもある。
交換にかかる時間は最短で3分。EV普及のハードルとなってきた充電時間を大幅に短縮できるとしている。バッテリー交換の設備はこれまでに国内およそ300か所に設置してある。
追加料金を支払えば、指定した時間と場所に車を取りに来てもらいバッテリーの交換やメンテナンスをしてくれるサービスもある。
このメーカーが出荷を始めたのは2018年だ。出荷の販売台数は4万台と前の年から倍増した。中国のEV市場を巡ってはネット検索大手のバイドゥや通信機器大手のファーウェイなど異業種から参入する動きもあって、今後、競争が激しくなりそうだ。
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ヨーロッパで猛暑・数十年後の気候は(8月13日)
この数週間今年の夏は比較的過ごしやすいのではと期待していた人も多いが、いきなり各地で猛暑となっている。
ヨーロッパ全域でみるといくつかの国で50度に迫る気温を記録している。明らかに地球温暖化は進行中だが数十年後の気候はどのようになってしまうのか。プロヴァンス地方にも酷暑がやってきた。
スペインでは45度の予報が出ていて、イタリアでは山火事があり、シチリアで48.8度という最高気温を記録した。...
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この数週間今年の夏は比較的過ごしやすいのではと期待していた人も多いが、いきなり各地で猛暑となっている。
ヨーロッパ全域でみるといくつかの国で50度に迫る気温を記録している。明らかに地球温暖化は進行中だが数十年後の気候はどのようになってしまうのか。プロヴァンス地方にも酷暑がやってきた。
スペインでは45度の予報が出ていて、イタリアでは山火事があり、シチリアで48.8度という最高気温を記録した。ヨーロッパ南部で生じている山火事によって専門家の懸念は現実のものになっている。
熱波は2100年には10年間に9回やってくるとみられている。気象学者は熱波の強さが増していくスピードが速いと警告している。
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入館収容の女性死亡・治療体制不十分の実態は(8月11日)
名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性が体調不良を訴え、今年3月に死亡した。
出入国在留管理庁はきのう最終報告を公表した。“女性が医療機関での診察を求めても現場職員が必要ないと判断するなど、適切な治療を行う体制が不十分だった”などとした。
出入国在留管理庁は全国6か所の収容施設では、施設内で医療提供することになっている。
ただきのう時点で、名古屋など5か所で常勤医師を確保できず非常勤医師が対応しているという。...
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名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性が体調不良を訴え、今年3月に死亡した。
出入国在留管理庁はきのう最終報告を公表した。“女性が医療機関での診察を求めても現場職員が必要ないと判断するなど、適切な治療を行う体制が不十分だった”などとした。
出入国在留管理庁は全国6か所の収容施設では、施設内で医療提供することになっている。
ただきのう時点で、名古屋など5か所で常勤医師を確保できず非常勤医師が対応しているという。
出入国在留管理庁はあす遺族に対し、最終報告の内容説明、施設内での映像開示、上川法相が謝罪をすることとなっている。再発防止に向けて、常勤医師の配置、外部医療機関との連携通じ、医療体制の充実に取り組む方針。遺族と弁護士は映像すべての開示を強く求め、代理人立ち会いを認めるよう要請することにしている。
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“温暖化の原因は人間”・国連の専門機関・初めて断定(8月10日)
地球温暖化について新たな科学的な知見が明らかになった。世界各国の科学者で作る国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は温暖化に関する報告書を8年ぶりに公表した。
産業革命前と比べた世界の平均気温の上昇が今後20年以内に1.5度に達し、熱波や豪雨といった極端な気象現象がより頻繁に起きる可能性があるとして警鐘を鳴らしている。
IPCCが地球温暖化の現状や今後の見通しについて8年ぶりに報告書が公開された。...
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地球温暖化について新たな科学的な知見が明らかになった。世界各国の科学者で作る国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は温暖化に関する報告書を8年ぶりに公表した。
産業革命前と比べた世界の平均気温の上昇が今後20年以内に1.5度に達し、熱波や豪雨といった極端な気象現象がより頻繁に起きる可能性があるとして警鐘を鳴らしている。
IPCCが地球温暖化の現状や今後の見通しについて8年ぶりに報告書が公開された。初めて温暖化の原因が人間の活動によるものと断定した。
2015年に採択された国際的な枠組みパリ協定では世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べ1.5度に抑えるよう努力することなどが目標に掲げられている。
しかし今回の報告書では、世界の平均気温がすでに1.09度上昇したと指摘。2050年ごろに世界全体の温室効果ガスの排出量が実質的にゼロになるペースで削減できた場合でも2040年までに気温の上昇が1.5度に達する可能性が50%を超えると予測している。
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