中央総武線で国営昭和記念公園へ(その114)
8月27日、その日の朝は、どんよりした曇りの日であった。...
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8月27日、その日の朝は、どんよりした曇りの日であった。
8時半頃、市川駅から総武線に乗り、お茶の水駅で中央線の快速に乗った。
初めは、立川駅で降りる予定であったが、電車の中で調べる内に、青梅線の西立川駅の方が、便利なことを知った。
快速線の車内アナウンスで、タイミングよく国分寺で「青梅特快」が追い抜くとの情報が入った。
順調に、「西立川」の駅に着くとドアサイドのボタンを押して、ドアを開け、そこから駅のホームへと降りた。
その駅と公園は直結しており、チケットを買うとすぐに公園の中に入れた。
時計を見ると9時40分頃だったが、僅か10分前に開門したその入り口付近は、既に多くの入園者で溢れていた。
中に入ると、子供連れの多くは、左手のプールサイドの方に向かっていった。
私は、目前の「サギソウ」を注目しつつ、右手から「水鳥の池」を眺めるようにぐるっと回り込むことにした。
10分ほど歩き、花木園に着くと後ろから、「パークトレイン」と呼ぶ赤い汽車のような乗り物がやってきた。
巨大なこの公園内を徒歩だけで、回ることは難しいと考えていた私は、すぐさまそのトレインに乗った。
運転手と車掌が、5連結ほどのそのトレインの安全を確かめてから、走り出した。
車内では時折、見どころをアナウンスしてくれた。
しかし、少し戸惑った。花の園が見えないのであった。
その公園は、ただ広く、木々に囲まれていたが、想像していた秋桜畑や秋の七草が咲いているようには見えなかった。
それでも、20分ぐらい乗り、予定の「こもれびの里」辺りで、降りてきょろきょろしながら歩くと、黄色の秋桜畑(黄花秋桜)を見つけることが出来た。
その後、蓮池に行き、大輪のピンクと白の蓮の花にお目にかかった。
また少し、歩くとケイトウの花や色の違った秋桜など、とにかく広大な公園の片隅に、しっかりと季節の花は咲いていた。
そうした草花をスマホに収めながら、日本庭園を経て、そろそろと西立川駅の方に帰り支度をしていった。
出口の辺りで、思いがけず白百合が可憐に咲いていた。
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JRとバスを乗り継ぎ「泉自然公園(千葉市)」へ、そこには・・・(その113)
8月20日、その日の朝、JR市川駅から8時50分ごろの快速電車に乗り、千葉まで乗車した。...
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8月20日、その日の朝、JR市川駅から8時50分ごろの快速電車に乗り、千葉まで乗車した。
千葉に着いたのが9時少し過ぎた頃であった。僅か20分足らずの所要時間だったことに少し驚いた。
しかし、そこからが大変であった。やっと東金行きのバスを見つけ、乗り込んだが、目的地の泉自然公園までは、40分以上かかった。
千葉までが、遠いと考えていたが、実際はそこからバスに乗って目的地に辿り着く方がもっと時間がかかることがやっとわかった。
さらにそこから、15分ほど歩いた。
この辺りを訪れる人々は、おおよそ車でくるようだ。
兎に角、入り口の広い駐車場からパンフレットを手に取って、自然公園の中へと入っていった。
曇ってはいたが、夏の気候の中では、汗がじわっと感じた。
山道のような傾斜面を下ってゆくと、菖蒲田に出た。左回りにその公園内を巡ってみようとした。
結構広いと思われるその公園は、深い木々に覆われて、「自然公園」という名に恥じない趣が感じられた。
足元には、苔も生息しており、湿感も伝わってきた。
深い山道風の大木に包まれたその一角に、その日のお目当てである「キツネのカミソリ」の群生している場所があった。
数人がカメラ片手に、盛んに写真を撮っていた。
なるほど、かなり広い範囲に群生しており、見ごたえを感じた。
「キツネのカミソリ」という奇妙な名前のその植物は、彼岸花の一種であるらしい。
濃いオレンジ色の細身のその花は、なかなか絵になりにくい代物だった。
動画にしてみる方が、なんとなくその良さを伝えることができるような気がした。
暫らくその群生地でスマホをかざして、その生態を捉えた。
そこから、少し歩くと、大きな池に差し掛かった。少し沼地のような水辺の中を板張りの橋を渡ってゆくと、白鷲が餌を探している様に出会った。
沢山の蝉の声が、その自然の中に染みて聞こえた。
しばらくその池の周りの山道風の森を歩き、心の中に自然が宿った頃には、入った時の場所に帰っていた。
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特急「さざなみ」に乗って房総の「マザー牧場」に、そして桃色吐息(ペチュニア)を堪能した(その112)
8月13日、その日の朝、8時15分頃にJR市川駅から快速線に乗り隣の、船橋駅で特急「新宿・さざなみ」に乗り込んだ。...
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8月13日、その日の朝、8時15分頃にJR市川駅から快速線に乗り隣の、船橋駅で特急「新宿・さざなみ」に乗り込んだ。
津田沼、千葉と止まり、内房線に入り、「佐貫町」駅で降りた。
バスの停留場で、時刻を調べると、30分後でなければ、出発しないようであった。
そこで、タクシーを使うしかないと決め、探して乗り込んだ。
杉の林道を走り、マザー牧場に着くと巨大な駐車場が広がっていたが、10時ごろのその時間帯ではまだスペースに余裕があるように感じた。
入り口で、入場券を購入し中に入った。
その日のお目当ての花の名前は「桃色吐息(ペチュニア)」であった。
入り口から少し入った、案内所らしき場所で、その花の咲いている所在を聞くと、案内人は申し訳なさそうに「先週は綺麗に咲き誇っていましたが、この花は天気に左右され、それにカラスが花を・・・」等と申し訳なさそうに泣き言を言い出した。
心配になったが、兎に角、その花が咲いている場所に行ってみると、綺麗に咲いているではないか。
表現が難しいが、朝顔をかなり小さくしたような形にピンク色の花がびっしりと咲いていた。
そのピンクの絨毯の向こうには、房総の山並みが綺麗な背景を作りそびえていた。
心の赴くままにその様子をスマホで、撮影した。「ウーン、この色の花は珍しいな」と思った。
その場所から少し離れると、観覧車が目に入ってきた。
その観覧車に乗ると、東京湾に浮かぶアクアラインや三浦半島が目に入ってきた。
更に奥へと進むと、この牧場にも、小さなひまわり畑があった。
その畑の辺りでは、「バンジージャンプ」の塔があり、果敢にジャンプを楽しんでる様子も見えた。
少し坂を下ると、頭上では、「ファームジャンプ」というロープ一本で「九十九谷」を一望しながら渡るという体験装置もあり、時折そこを人が吊るされたまま凄いスピードで、通り過ぎていった。
ウォーターフォールとでもいうのであろうか、お父さんと娘が、高い所から速いスピードで、水の滝を降りてくる、そんな施設も目に入った。
その中継地点には、狭くはあったが、コスモス畑も見られた。
もう一度、坂を下り「桃色吐息(ペチュニア)」の敷き詰められた巨大な絨毯を横目で見ながら、その日の周遊を終わりにした。
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