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米国トランプ大統領・エルサレムはイスラエル首都”宣言(12月7日)
中東の都市・エルサレム、ここにはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教などがある。
米国・トランプ大統領はこのエルサレムについてイスラエルの首都とすると宣言したうえで米国大使館をエルサレムに移転する方針を固めた。
エルサレムを将来の独立国家と位置付けるパレスチナはひどく反発していて中東情勢の不安定化につながるではないかと懸念が強まっている。
米国・トランプ大統領は中東のエルサレムについて「イスラエルの首都と認める」と宣言した。...
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中東の都市・エルサレム、ここにはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教などがある。
米国・トランプ大統領はこのエルサレムについてイスラエルの首都とすると宣言したうえで米国大使館をエルサレムに移転する方針を固めた。
エルサレムを将来の独立国家と位置付けるパレスチナはひどく反発していて中東情勢の不安定化につながるではないかと懸念が強まっている。
米国・トランプ大統領は中東のエルサレムについて「イスラエルの首都と認める」と宣言した。
「国務省に対し現在テルアビブにある米国大使館をエルサレムに移転する準備を始めるよう指示する」と表明した。
エルサレムではその支配をめぐり、争いが繰り広げられていた。50年前の第3次中東戦争で東エルサレムを占領。エルサレムはイスラエルの首都と主張した。
しかしエルサレムの占領下にあるパレスチナも将来の独立国家の首都と位置付けていて、国際社会はイスラエルの首都だとはだ認めていない。
パレスチナ側は12月6日から3日間を怒りの日としてトランプ大統領の判断にパレスチナ側は反発を強め抗議行動を呼びかけており、パレスチナ暫定自治区では少なくとも5か所でデモが行われており、イスラエル政府は警戒を強めている。イスラム諸国にも懸念が広がっている。
ヨルダン・アブドラ国王とトルコ・エルドアン大統領が会談し、米国がエルサレムをイスラエルの首都と認めることは新たな衝突の引き金になるとして懸念を表明した。
国連のグテーレス事務総長は、いかなる一方的な措置も中東和平の見通しを危うくするとして、トランプ大統領の対応を批判した。
フランス・マクロン大統領、英国・メイ首相も米国の決定に反対した。
イスラム教の集団礼拝にあわせて各地で抗議デモが行われることも予想され、中東情勢の不安定化につながるのではとの懸念も広がっている。
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ロシア選手団の五輪出場認めず・個人での出場条件付きで認める(12月6日)
ロシアのドーピング問題を巡っては去年7月、WADA・世界アンチドーピング機構の調査チームはロシアが2011年から4年間国家ぐるみで組織的ドーピングを隠蔽を行っていたと報告。
夏と冬の五輪やパラリンピックの30以上の競技で1000人以上が関与していたとしている。
これを受けてIOCは規律委員会がソチ五輪でのロシア選手の検体の再検査などを行った。...
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ロシアのドーピング問題を巡っては去年7月、WADA・世界アンチドーピング機構の調査チームはロシアが2011年から4年間国家ぐるみで組織的ドーピングを隠蔽を行っていたと報告。
夏と冬の五輪やパラリンピックの30以上の競技で1000人以上が関与していたとしている。
これを受けてIOCは規律委員会がソチ五輪でのロシア選手の検体の再検査などを行った。
その結果、次々違反が発覚。これまでに25人の選手のオリンピック参加資格の停止処分などにしている。
一方、プーチン政権は国家ぐるみのドーピングというWADAの認定を一貫して否定している。
ロシアオリンピック委員会ジューコフ会長は「一部の選手は今回の決定を不服としてスポーツ仲裁裁判所に訴えを起こす」見通しを明らかにした。
今回のIOC・バッハ会長の判断はバランス重視とみられる。
その背景にはリオ五輪でロシアの組織的ドーピングが明らかになり、一部選手を除きロシア選手団の出場を認めていて対応の甘さに疑問を投げかける声があった。
今回は強い姿勢を見せることで信頼を取り戻したいというIOCの焦りもある。
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カナダのトルドー首相・中国と貿易取引合意(12月5日)
12月4日、北京の人民大会堂でカナダのトルドー首相の訪中の歓迎レセプションが開催され、その後李中国首相と会談を行ったと報じた。
トルドー加首相の中国訪問は、2015年の首相就任後2回目となる。また、両首脳は2016年9月李首相がカナダを訪問した際2025年までに両国間の貿易取引を2倍に増やすことで合意している。
今回、会談の中で、李首相は「両国は環境・クリーンエネルギー分野の担当大臣クラスが会談する仕組みを創設することで一致した。
両国は相互尊重や平等、互恵、ウインウインの原則を守っていかなければならない。
トルドー加首相と中国李首相、3分野の協力文書に調印より
国連事務次長・今日ピョンヤン訪問(12月5日)
北朝鮮は先月29日、新型のICBM「火星15型」の発射実験を行い成功したと発表している。
その29日、日本の上空を飛行していたキャセイパシフィック航空の乗務員は大気圏に再突入するミサイルとみられる物体を目撃し日本の管制当局に報告した。...
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北朝鮮は先月29日、新型のICBM「火星15型」の発射実験を行い成功したと発表している。
その29日、日本の上空を飛行していたキャセイパシフィック航空の乗務員は大気圏に再突入するミサイルとみられる物体を目撃し日本の管制当局に報告した。
飛行への影響はなかったという。また同様に日本の上空を飛行していた韓国・大韓航空機の乗組員もミサイルと見たと証言しているという。
こうした中、国連・デュジャリック報道官は、フェルトマン事務次長がきょうから8日まで平壌を訪問すると発表した。
フェルトマン事務次長はリヨンホ外相含む北朝鮮政府高官らと会談することを明らかにした。
また経由地の北京で中国政府高官らと北朝鮮問題について意見を交わしたという。
国連・フェルトマン事務次長は、核ミサイルの挑発をやめるよう働きかけるものとみられる。
事態打開に向け、国連としてどのような役割果たせるか注目される。
国連・デュジャリック報道官は「詳しくは言えないが、政策などに関する幅広い議論になるだろう」と述べた。
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米韓・今日から共同軍事訓練・北朝鮮の挑発警戒(12月4日)
米国軍と韓国軍は今日から5日間の予定で米韓共同訓練が始める。
最新鋭のステルス戦闘機「F35」と「F22」が初参加など、両軍で合わせて過去最大規模となる230機余が参加し過去最大規模となる見通し。...
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米国軍と韓国軍は今日から5日間の予定で米韓共同訓練が始める。
最新鋭のステルス戦闘機「F35」と「F22」が初参加など、両軍で合わせて過去最大規模となる230機余が参加し過去最大規模となる見通し。
領空に侵入した敵の航空機を迎撃したり、弾道ミサイルの移動式発射台など地上の標的を攻撃したりする訓練、海から侵入してきた敵の部隊を攻撃する訓練などが行われる。
米韓両国としては、圧倒的な航空戦力を示すことで北朝鮮への圧力を強める狙いがあると見られる。
これに対して北朝鮮は、「米国が朝鮮半島情勢を一触即発の状況に追い込んでいる」と共同訓練を前に声明を発表し、反発している。
米韓両軍は北朝鮮が軍事的な挑発に踏み切る可能性もあるとして警戒と監視を強化している。
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