※2022年6月、更新を終了しています
日本海波高し(4月29日)
米国太平洋軍や韓国軍の合同参謀本部によると、北朝鮮はきょう午前5時半すぎ、西部の平安南道・北倉から弾道ミサイル1発を北東方向に発射した。
ミサイルは数分間飛行、高度71キロまで上昇したあと空中で爆発し、北朝鮮の領域を出なかったということで、発射は失敗したとみている。
菅官房長官はNSC(国家安全保障会議)の閣僚会合のあと記者会見し「発射された弾道ミサイルは約50キロ離れた北朝鮮内陸部に落下したと推定される。...
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米国太平洋軍や韓国軍の合同参謀本部によると、北朝鮮はきょう午前5時半すぎ、西部の平安南道・北倉から弾道ミサイル1発を北東方向に発射した。
ミサイルは数分間飛行、高度71キロまで上昇したあと空中で爆発し、北朝鮮の領域を出なかったということで、発射は失敗したとみている。
菅官房長官はNSC(国家安全保障会議)の閣僚会合のあと記者会見し「発射された弾道ミサイルは約50キロ離れた北朝鮮内陸部に落下したと推定される。北朝鮮に対し厳重に抗議するとともに強く非難した」と述べた。
防衛省は日本への直接の影響はないといい、ミサイルの種類などを調べ警戒と監視にあたっている。去年以降弾道ミサイル30発以上を発射してきた北朝鮮であるが、北倉で発射が確認されたのは初めてで、移動式発射台による奇襲能力の高さを誇示しようとした可能性がある。
一方、米国軍の空母「カールビンソン」は、共同訓練を行ってきた海上自衛隊の護衛艦などと共に、今日昼過ぎに、長崎県沖の対馬海峡を相次いで通過し日本海へ入った。
防衛省によると、これと同時に海上自衛隊との共同訓練は終了し、護衛艦2隻は空母から離れたという。
この空母については、韓国海軍が今月末ごろ日本海で共同訓練を行うとしていて、海上自衛隊と交代する形で訓練が行われる見通しである。
朝鮮半島周辺への米国軍の空母の展開によって、北朝鮮に対するけん制がさらに強まることになる。また防衛省は、これまでの共同訓練とは別に、弾道ミサイルを追尾できる海上自衛隊のイージス艦を日本海に展開させるなど、北朝鮮の動向の警戒と監視を続けることにしている。
一発即発の緊張した状況が続いている。
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100日目を迎えるトランプ政権の外交政策は・・・(4月28日)
トランプ大統領は就任当初から「これからは米国優先主義を貫く」と述べてきた。
就任100日目を迎える米国のトランプ政権の予想外の外交政策としては、トランプ大統領はキャンペーン中「シリアへの軍事行動に出るべきではない」と、可能性を模索するオバマ前大統領を批判してきたが、巡航ミサイルによる攻撃に踏み切ったことだった。...
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トランプ大統領は就任当初から「これからは米国優先主義を貫く」と述べてきた。
就任100日目を迎える米国のトランプ政権の予想外の外交政策としては、トランプ大統領はキャンペーン中「シリアへの軍事行動に出るべきではない」と、可能性を模索するオバマ前大統領を批判してきたが、巡航ミサイルによる攻撃に踏み切ったことだった。
「大統領は世界の主要な地域で米国の利益を守ることに関心を持っている。特に中東、西ヨーロッパ、アジアで、政権は中東では難民の数を安定させ、IS、アルカイダを打倒しようとしている。アサド大統領は地域を不安定化させ、化学兵器の攻撃で戦争を拡大」、「トランプ大統領の政策は一貫性に欠ける。一番の失態は就任24日で辞任し、今後収監されるかもしれないような人を国家安全保障問題担当補佐官に指名したこと。白人至上主義を支持したスティーブンバノンを国家安全保障会議常任メンバーに指名し、すぐ外した。国務省の上級職は未だに空席」と言った意見や批判の声が聞こえてくる。
就任後100日目を迎えるトランプ政権の外交政策は、今北朝鮮政策を巡って厳しい判断を求められている。
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安倍首相・訪ロ、訪英に・・・(4月27日)
安倍首相は今日にもロシアを訪問しプーチン大統領との首脳会談に臨むほか、明日には英国でメイ首相と会談する予定となっている。
日ロ首脳会談で安倍首相は、ロシアと北朝鮮の間で定期航路が開設されることも踏まえ、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し自制を求めるため、圧力強化などで協力を求める。...
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安倍首相は今日にもロシアを訪問しプーチン大統領との首脳会談に臨むほか、明日には英国でメイ首相と会談する予定となっている。
日ロ首脳会談で安倍首相は、ロシアと北朝鮮の間で定期航路が開設されることも踏まえ、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮に対し自制を求めるため、圧力強化などで協力を求める。
シリア情勢を巡り、アサド政権の後ろ盾となっているロシアと米国の対立が深まっていることから、安倍首相は地域安定へ積極的な役割を果たすようプーチン大統領に働きかけることにしている。
北方領土での共同経済活動として実施する事業の選定を進めるため、来月にも共同で現地調査を行うことで一致したい考えであり、安倍首相としては、漁業、環境、観光などの分野で共同経済活動を早期に開始し、両国の経済的な結びつきを強化していくことで北方領土問題の前進につなげたい考えである。
首脳会談では、元島民が船舶で現地を訪れる際に国後島・古釜布のみで行われている入出域手続きを歯舞群島でも行うことや、航空機での往来を行うことが確認される見通しとなっている。
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北朝鮮危機緊張続く(4月26日)
北朝鮮は朝鮮人民軍の創設記念日だった昨日、予想に反し挑発行為に及ぶことはなかったが依然として脅威は残る。
米国原子力潜水艦ミシガンが韓国・釜山に入港した。...
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北朝鮮は朝鮮人民軍の創設記念日だった昨日、予想に反し挑発行為に及ぶことはなかったが依然として脅威は残る。
米国原子力潜水艦ミシガンが韓国・釜山に入港した。入港は物資の補給のためとしているが韓米合同訓練に参加するとみられる。ミシガンからは、トマホーク150発の発射が、可能である。
今週末、日本海で空母カールビンソンと韓国海軍の海上訓練が実施される予定だが、軍関係者はミシガンもこれに参加する可能性があるとしている。
韓米の海軍は昨日も公海でイージス艦を動員し、砲撃訓練やミサイル迎撃訓練を行い北朝鮮の挑発に備えている。
一方、国連の安全保障理事会は北朝鮮の核やミサイル開発を阻止するため制裁決議を採択するなどしていて、今月28日には米国のティラーソン国務長官が議長を務め北朝鮮の核問題を話し合う閣僚級会合が開かれる。
これを前に安保理のメンバー国からは25日、会合への期待や意欲を示す声が聞かれた。フランスのドラットル国連大使は「北朝鮮に最大限の制裁を科さなければならない」、英国のライクロフト国連大使は「北朝鮮は最大の課題で英国は米国、日本、韓国やその他の同盟国と肩を並べて北朝鮮の脅威に適切に対処していけるようにする」と述べた。
更にスウェーデンのスコーグ国連大使は“安保理にはこれまでの制裁決議の完全な履行を含めて結束する必要があるという共通認識がある”と述べ、北朝鮮への圧力を強めるため、安保理は結束を示すべきだという認識を示しており、28日の会合で安保理が北朝鮮にどのようなメッセージを発するのか注目される。
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北朝鮮・中国を批判(4月22日)
北朝鮮は「周辺国が我々を公に脅している」として、石炭の輸入停止など制裁を強めようとする中国を批判し、「制裁に執着するなら我々との関係に及ぼす破局的な結果も覚悟すべき」と警告した。
米国の圧力に同調する中国の姿勢に不満を募らせているとみられる。...
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北朝鮮は「周辺国が我々を公に脅している」として、石炭の輸入停止など制裁を強めようとする中国を批判し、「制裁に執着するなら我々との関係に及ぼす破局的な結果も覚悟すべき」と警告した。
米国の圧力に同調する中国の姿勢に不満を募らせているとみられる。
米国の北朝鮮研究機関・38ノースは19日、豊渓里の核実験場の衛星写真を公開し、3日前の写真では「バレーボールをする人たちの姿が確認できた」としていたが、新しい写真では「人影はみられない」としている。
核実験場付近で新たにトレーラーなどが確認できる。
38ノースは「いつでも核実験を行える状態であることに変わりはない」との見方を示している。
中国は、トランプ大統領からの要請により、北朝鮮に対して新たな圧力を加えようとしている。
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