※2022年6月、更新を終了しています
米国の北朝鮮への圧力は続く(5月5日)
米国議会下院は北朝鮮への核やミサイル開発資金に繋がるとして北朝鮮と取引のある外国人や外国企業を対象に制裁を科すことができる法案を可決し、北朝鮮への圧力強化を目指すトランプ政権を後押しした。
米国議会下院は4日、北朝鮮に対する制裁一段と強化する法案を賛成多数で可決した。...
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米国議会下院は北朝鮮への核やミサイル開発資金に繋がるとして北朝鮮と取引のある外国人や外国企業を対象に制裁を科すことができる法案を可決し、北朝鮮への圧力強化を目指すトランプ政権を後押しした。
米国議会下院は4日、北朝鮮に対する制裁一段と強化する法案を賛成多数で可決した。法案は北朝鮮の労働者を雇用を不当に働かせたり、北朝鮮から大量に農作物や天然資源などを輸入したりした場合に米国政府が制裁を科すことができるようにしている。
米国議会下院のロイス外交委員長は演説をして北朝鮮と取引の多い中国などをけん制した。
さらに北朝鮮を支援する中国など外国の銀行や企業などには今後の取引先は北朝鮮か米国か選択を迫られなければならないが、それがトランプ新政権の取り組みの重点であると強調した。
法案は今後、議会上院で審議される予定でトランプ政権としては北朝鮮の後ろ盾となっている中国に対して中国企業への制裁をちらつかせながら協力を引き出したい狙い。
米国の北朝鮮への圧力は続く。
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米朝の駆け引きが続く(5月4日)
未だに北朝鮮情勢が緊迫している。韓国国防省は米国のB1戦略爆撃機2機が朝鮮半島周辺を飛行し韓国軍と共同訓練を行ったことを明らかにした。
米国は原子力空母・カールビンソンを朝鮮半島に展開し続けている。
さらに韓国南部ではミサイル迎撃システム・THAADの初期的運用を開始し、北朝鮮のミサイルを迎撃できる状態にある。...
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未だに北朝鮮情勢が緊迫している。韓国国防省は米国のB1戦略爆撃機2機が朝鮮半島周辺を飛行し韓国軍と共同訓練を行ったことを明らかにした。
米国は原子力空母・カールビンソンを朝鮮半島に展開し続けている。
さらに韓国南部ではミサイル迎撃システム・THAADの初期的運用を開始し、北朝鮮のミサイルを迎撃できる状態にある。
米国は北朝鮮との対話に言及する一方、軍事的圧力をかけ続けている。米国・トランプ大統領は安倍首相、ロシア・プーチン大統領と相次いで電話会談を行い、北朝鮮情勢やシリア情勢について話し合った。ロシア大統領府の発表によるとプーチン大統領は北朝鮮への対応について、米国側に自制と緊張の緩和を求めた。
米国の北朝鮮分析サイト「38ノース」は北朝鮮・豊渓里の核実験場でバレーボールをしているとみられる人影を捉えた衛星写真を公開した。
北朝鮮情勢は、一見危機がピークを越えたように見えるが、まだまだ知恵を尽くした駆け引きが当分続くと考えられる。
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米ロ首脳会談・「北朝鮮やシリア」が話し合われる(5月3日)
米ロ両首脳は2日、電話で会談し、核やミサイル開発を加速させる北朝鮮や内戦が続くシリアへの対応をめぐって意見を交わした。
ロシア大統領府によると北朝鮮情勢について“プーチン大統領はトランプ大統領に対し緊張を高める行動は自制するよう呼びかけたうえで両首脳は問題の解決に向けて外交面で協力することで合意した”と伝えた。...
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米ロ両首脳は2日、電話で会談し、核やミサイル開発を加速させる北朝鮮や内戦が続くシリアへの対応をめぐって意見を交わした。
ロシア大統領府によると北朝鮮情勢について“プーチン大統領はトランプ大統領に対し緊張を高める行動は自制するよう呼びかけたうえで両首脳は問題の解決に向けて外交面で協力することで合意した”と伝えた。
またホワイトハウスによるとシリア情勢では“平和的な解決に向けて取り組むことが必要だという認識で一致しテロ対策での協力についても話し合った”と伝えた。
今回の会談についてホワイトハウスは“とても良いやり取りだった”とする一方、ロシア大統領府も“実務的で建設的だった”として双方が前向きに評価している。
米ロ両首脳は7月にドイツのハンブルクで開かれるG20サミットに合わせて首脳会談を実施する方向で調整を行うことでも一致した。
北朝鮮問題やシリアへの対応を米ロ首脳が、意見を交わすことは重要な事であり、それが継続されてゆくことを期待したい。
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トランプ大統領の人物評価は・・・(5月2日)
米国・トランプ大統領と北朝鮮・金正恩委員長との関係だが、これだけの緊張と北朝鮮との決定的対決の中でもトランプ大統領は北朝鮮の独裁者と会うことは光栄だと言っている。
ホワイトハウスでの会見で記者は「大統領は本気で光栄だと言っているのか?」と聞いた。...
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米国・トランプ大統領と北朝鮮・金正恩委員長との関係だが、これだけの緊張と北朝鮮との決定的対決の中でもトランプ大統領は北朝鮮の独裁者と会うことは光栄だと言っている。
ホワイトハウスでの会見で記者は「大統領は本気で光栄だと言っているのか?」と聞いた。それに対して、スパイサー報道官は「外交的な意味合いもある」とコメントした。
また会う条件は全く整っていないとも述べた。
空母カールビンソンは朝鮮半島周辺に到着した。トランプ大統領は北朝鮮からの米軍への脅威について厳しく警告した。
一方、金委員長については「権力を掌握したので頭のキレる人物」としてほめちぎった。
北朝鮮の脅威に備えるため、物議を醸しているもう1人のリーダーのフィリピン・ドゥテルテ大統領にも寛大な言葉をかけている。人権擁護団体はドゥテルテ大統領が麻薬取り締まりにおいて7000人を殺害する人道上の罪を犯したと主張している。
更にオバマ前大統領を売春婦の息子と呼んだこともある。それでもトランプ大統領はドゥテルテ大統領のフィリピンでの支持率は高いと評価した。
電話会談を行いホワイトハウスに招待したという。
どうやら、トランプ大統領は力の強い強面のリーダーへの評価が良いようである。いやそういった人物は「おせいじ」に乗りやすいと感じているのであろうか。
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トランプ大統領とマスメディアの戦い(5月1日)
就任100日の節目にトランプ大統領が姿を見せたのは、東部のペンシルベニア州で、大統領選挙を勝ち抜く原動力となった、白人の労働者層が多い地域であった。
100日間の成果を強調する一方で“主要メディアが100日間を正しく評価していない”と批判を繰り返した。
同じ日の夜、首都・ワシントンで開かれたのは、大統領の出席が恒例となっているホワイトハウスの記者会主催の夕食会であったが、この夕食会は1920年から毎年開催され、大統領が出席しスピーチを披露するのが恒例となっていた。...
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就任100日の節目にトランプ大統領が姿を見せたのは、東部のペンシルベニア州で、大統領選挙を勝ち抜く原動力となった、白人の労働者層が多い地域であった。
100日間の成果を強調する一方で“主要メディアが100日間を正しく評価していない”と批判を繰り返した。
同じ日の夜、首都・ワシントンで開かれたのは、大統領の出席が恒例となっているホワイトハウスの記者会主催の夕食会であったが、この夕食会は1920年から毎年開催され、大統領が出席しスピーチを披露するのが恒例となっていた。
トランプ大統領は欠席し、米国メディアによると、今回の対応は極めて異例とのことだという。
トランプ大統領は「地元の雇用が奪われることはもうない」と演説し、一方ロイター通信の記者は「報道の自由こそが民主主義を築くものとなる」と述べた。
しばらくは続くと見られる、トランプ大統領と伝統的なマスメディアとの戦いは、容易な事態ではない。
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