トランプ大統領・米朝首脳会談に向け最終調整(10月10日)
米国・ポンペイオ国務長官は、北朝鮮・平壌を訪問して金正恩朝鮮労働党委員長と会談。2回目の米朝首脳会談を出来るだけ早く開く方向で一致した。
米国・トランプ大統領はホワイトハウスで、開催場所をシンガポール以外の数カ所に絞り込んで、最終調整を行っていることを明らかにした。
トランプ大統領は「会談の設定のため今調整している」とコメントした。
米国と北朝鮮では、非核化の進め方などをめぐる立場が異なり、首脳会談開催に向け課題が残っている模様である。...
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米国・ポンペイオ国務長官は、北朝鮮・平壌を訪問して金正恩朝鮮労働党委員長と会談。2回目の米朝首脳会談を出来るだけ早く開く方向で一致した。
米国・トランプ大統領はホワイトハウスで、開催場所をシンガポール以外の数カ所に絞り込んで、最終調整を行っていることを明らかにした。
トランプ大統領は「会談の設定のため今調整している」とコメントした。
米国と北朝鮮では、非核化の進め方などをめぐる立場が異なり、首脳会談開催に向け課題が残っている模様である。
実務者同士の協議の行方が注目される。
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ポンペオ長官のアジア歴訪(10月8日)
日本から北朝鮮にむかったポンペオ国務長官は、金正恩委員長と2時間にわたる会見を行い、北朝鮮の寧辺の核施設の廃棄と米国の終戦宣言で米朝両国の間でコンセンサスができあがり、今後は二度目の米朝首脳会談の日時と場所について実務者による交渉が行われるとの楽観的な見方が報じられている。北朝鮮訪問後、7日夜には同長官は韓国を訪問し、8日には中国を訪問している。
寧辺の核施設の廃棄については北朝鮮が「査察」を受け入れたとの報道があるが、IAEAの査察を受け入れるのかどうか、単なる見学に終わるのか、どのような約束がなされたのかは不明である。...
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日本から北朝鮮にむかったポンペオ国務長官は、金正恩委員長と2時間にわたる会見を行い、北朝鮮の寧辺の核施設の廃棄と米国の終戦宣言で米朝両国の間でコンセンサスができあがり、今後は二度目の米朝首脳会談の日時と場所について実務者による交渉が行われるとの楽観的な見方が報じられている。北朝鮮訪問後、7日夜には同長官は韓国を訪問し、8日には中国を訪問している。
寧辺の核施設の廃棄については北朝鮮が「査察」を受け入れたとの報道があるが、IAEAの査察を受け入れるのかどうか、単なる見学に終わるのか、どのような約束がなされたのかは不明である。
また中国では王毅外相と会談することになっているが、王毅外相は、これは米国側が希望したものだと発表した。ただし米中貿易戦争に歯止めがかからないほど悪化していることや台湾問題があること、ペンス副大統領による対中非難などがあり、両者の話し合いでどこまで建設的な結果が残せるかは不明であること、朝鮮半島問題については二大超大国であり、ともに常任理事国の両者がもし協力できなければ、解決を図るのは難しいとさえ、王毅外相は述べている。
一方ポンペオ国務長官が「朝鮮戦争の終戦宣言についてはうまく行えると思うが、中国もその重要な参加国である」と発言したとの報道もある。
さらに6月の米朝首脳会談の際に事前の事務折衝を行っていた崔善姫・北朝鮮外務省副相はポンペオ国務長官が訪日した6日ロシアを訪問し、朝中露三か国会談を行った。これは北朝鮮の非核化に対する立場を中露に支持してもらうためであり、金正恩委員長がロシアへの派遣を命じたのだという。
北朝鮮をめぐって米国も含め、北東アジアの関係各国、すなわちかつての6か国会談の当事者たちが、動き出している。
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「金委員長・近く訪露へ」・韓国・文大統領示す(10月8日)
韓国・文在寅大統領はきょう、北朝鮮・金正恩委員長の訪露や習近平国家主席の訪朝が近く行われるとの見通しを示した。
日本と北朝鮮の首脳会談についても「可能性は開かれている」と述べ、金委員長とポンペオ国務長官の会談については「2回目の米朝首脳会談の早期開催と雰囲気と条件が整った」と評価した。・文在寅大統領はきょう、北朝鮮・金正恩委員長の訪露や習近平国家主席の訪朝が近く行われるとの見通しを示した。
日本と北朝鮮の首脳会談についても「可能性は開かれている」と述べ、金委員長とポンペオ国務長官の会談については「2回目の米朝首脳会談の早期開催と雰囲気と条件が整った」と評価した。
ポンペオ国務長官が金委員長と会談・米朝首脳会談の早期開催を合意(10月8日)
米国・ポンペオ国務長官が北朝鮮・平壌で金正恩委員長と会談し、非核化、米朝首脳会談などについて話し合った。
韓国で文在寅大統領と会談したポンペオ長官は、2回目の米朝首脳会談の早期開催へ、日程などを調整することで金委員長と合意したと明らかにした。
寧辺の核施設を廃棄する見返りに、朝鮮戦争の終戦宣言などの措置も議論したとみられる。
ポンペオ長官は8日に北京を訪れ、中国・習近平国家主席らと会談する予定だ。...
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米国・ポンペオ国務長官が北朝鮮・平壌で金正恩委員長と会談し、非核化、米朝首脳会談などについて話し合った。
韓国で文在寅大統領と会談したポンペオ長官は、2回目の米朝首脳会談の早期開催へ、日程などを調整することで金委員長と合意したと明らかにした。
寧辺の核施設を廃棄する見返りに、朝鮮戦争の終戦宣言などの措置も議論したとみられる。
ポンペオ長官は8日に北京を訪れ、中国・習近平国家主席らと会談する予定だ。
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ポンペオ国務長官来日、中朝の友好関係とは(10月7日)
7日からの訪朝を前に、6日ポンペオ国務長官は日本を訪問し、安倍首相と会見した。安倍首相は米国と北朝鮮の非核化の交渉と日本人拉致問題について語り、ポンペオ国務長官は日米が緊密な協力関係を保持していくとの表明を行った。さらに双方は北朝鮮への制裁を堅持していくことを確認した。
このあと同長官は河野外相と北朝鮮問題に関する協力関係について会談し、日米韓の協力体制を緊密にすることも確認した。同長官はこの後北朝鮮を訪問し、その後中国、韓国を訪問する予定である。...
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7日からの訪朝を前に、6日ポンペオ国務長官は日本を訪問し、安倍首相と会見した。安倍首相は米国と北朝鮮の非核化の交渉と日本人拉致問題について語り、ポンペオ国務長官は日米が緊密な協力関係を保持していくとの表明を行った。さらに双方は北朝鮮への制裁を堅持していくことを確認した。
このあと同長官は河野外相と北朝鮮問題に関する協力関係について会談し、日米韓の協力体制を緊密にすることも確認した。同長官はこの後北朝鮮を訪問し、その後中国、韓国を訪問する予定である。
一方北朝鮮の「労働新聞」は6日中国との国交樹立69周年にあたり、論評を発表。両国の友好関係は世代を継いで不変であると語られている。今年に入ってからの3回の中朝首脳会談でも、中朝の伝統的な友好が繰り返し語られているが、一方では9月9日の北朝鮮の建国記念日に際しての習近平主席からの祝電には「伝統継承、未来志向、善隣友好、協力強化」の16文字はなかった。この16文字は2001年から13年までの祝電には盛り込まれていたもの。中朝の緊密な関係はいまだ米国という第三者にむけたものであるのかもしれない。
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