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2024年05月13日(月)
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【Globali】
 

南シナ海仲裁裁定から1年、中国による裁定無効化が実現?【米・英・ロシア・フィリピン・中国メディア】(2017/07/14)

常設仲裁裁判所(PCA)が、南シナ海における中国主張を全面的に退ける裁定を下してから、7月12日で1年が経過した。中国は当初より、一方的な仲裁裁定は無効であると強く宣言し、また、国際世論の反対を鎮めるため、東南アジア関係各国との対話による問題解決のポーズを前面に押し出していた。実際には、中国自身の理屈付けで人工島建設継続はおろか、軍事拠点化を見据えての種々の恒久施設を同島に建設している。また、周辺関係国との対話を継続するに当り、大規模経済援助をちらつかせ、中国主導の話に黙って続くよう迫ってきている。従って、PCA裁定で勝訴したフィリピンも、政権が代わったこともあって、もはやPCA裁定は絵空事になりつつあるとみられる。

7月12日付英『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース:「南シナ海:フィリピンは中国主張を退けたPCA裁定を有効に活用している?」
  南シナ海領有権問題で、中国主張を全面的に退けたPCA裁定が下ってから1年が経つに当り、フィリピン大統領府のアーネスト・アベーラ報道官は7月11日、(ロドリゴ・ドゥテルテ大統領方針に沿って)現在中国と対話を継続している、と語った。しかし、PCA裁定で勝訴したフィリピンは、この1年間で同裁定結果を有効に活用していないことは明白である。...
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南シナ海での米中のせめぎ合い再び(2)【米・英・ロシア・中国メディア】(2017/07/03)

7月3日付Globali「南シナ海での米中のせめぎ合い再び」の中で、“米国は、トランプ政権発足以来2度目の”航行の自由作戦(FONOPS)“を実行に移した・・一方、中国は、南シナ海のほぼ全域を偵察・監視可能な最新鋭大型哨戒機を同海域にデビューさせている”と報じた。そして、いつものとおり、中国側が、米国のFONOPSを深刻な挑発と非難すれば、米国は、北朝鮮問題での米中協調は必要なれど、中国の一方的な海洋進出については容認できないと強硬である。

7月3日付米『Yahooニュース』『ロイター通信』配信):「中国国防部、米国が南シナ海の安定を損ねていると非難」
中国国防部(省に相当)は7月3日、米軍のミサイル駆逐艦“ステザム”が7月2日に、西沙(パラセル)諸島内の中国主権のトリトン島から12海里(約22キロメーター)内を許可なく航行したことにより、南シナ海の平和と安定をひどく損なう結果をもたらしている、と非難する声明を発表した。

同日付英『インターナショナル・ビジネス・タイムズ』オンラインニュース:「中国、米軍艦による南シナ海の中国主権領海内の無許可航行について“深刻な挑発行為”と非難」
今回米軍艦がFONOPSを実施したトリトン島は、1974年に中国軍が当時の南ベトナム軍を追い出して以来、中国が実行支配している。...
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