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2024年05月17日(金)
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【Globali】
 

米・英・フィリピン・中国メディア;南シナ海をめぐる動き(4)(2016/06/10)

6月7日付Globali「南シナ海をめぐる動き(3)」の中で触れたとおり、6月6~7日に北京で開かれた第8回米中戦略・経済対話(S&ED)においても、南シナ海問題が討議されたが、米中の主張が真っ向から対立していることが浮き彫りとなった。先週シンガポールで開かれたシャングリラ・ダイアローグ(SLD、アジア安全保障会議)においても米中間の非難合戦が繰り広げられたが、SLDにおいてフランスに続いてカナダも、中国の南シナ海海洋進出について重大な懸念を表明するに至っている。安倍首相が仕掛けたとされる、5月下旬の主要7ヵ国・地域首脳会議(G7サミット)において、中国の海洋活動への牽制が共同声明に謳われて以来、主要7ヵ国の対中国包囲網が強まっていることを恐れてか、中国は、新大統領を迎えるフィリピンに波状攻撃を仕掛け始めた。

6月8日付米『ロイター通信米国版』:「中国、フィリピンは(南シナ海の)領有権問題について対話の申し出を無視していると主張」
「・中国外交部は6月8日、フィリピンが南シナ海領有権問題について定期的な話し合いを設けるとの申し出を無視していると非難する声明を発表。  
・同部声明によると、1995年以来対話を通じての解決を図る旨合意したが、フィリピン側が具体的な交渉に乗ってこず、代わりに2012年に一方的に国際仲裁裁判所(PCA)に提訴したと非難。...
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米・英・フィリピン・中国メディア;南シナ海をめぐる動き(2)(2016/06/06)

6月3日付Globali「南シナ海をめぐる動き」の中で報じたとおり、中国の一方的な海洋活動を攻撃する米国と、米国の航行の自由作戦と称した軍事的圧力を非難する中国との間で、南シナ海をめぐる対立の構図が更に強まってきている。そして、先週シンガポールで開催された“シャングリラ・ダイアローグ(SLD、注1後記)”においても、南シナ海をめぐって両国の非難合戦が繰り広げられた。

6月5日付米『NYSEポスト』オンラインニュースの報道記事「カーター氏、中国は“万里の長城で孤立”と非難」:
「・SLD出席中のアッシュ・カーター国防相は6月4日、中国の海洋活動が関係国の懸念と反発を招き、結果として自国を“孤立させる万里の長城”を築くことになると非難する演説。  
・中谷元防衛相も、関係国は国際法に基づいて秩序ある行動が求められると演説。  
・これに対して中国代表団副団長の高官は、米国こそ南シナ海において軍事的緊張を高める行動を慎むべきであると主張。...
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