米バージニア州、南北戦争時代のタイムカプセル見つかる(2021/12/29)
米国では奴隷制を支持する南部連合の記念碑撤去が相次いでいるが、米バージニア州で撤去された南北戦争の南部連合ロバート・リー将軍の像があった台座の下から見つかったタイムカプセルから130年前の遺物が見つかったという。
12月29日付米国
『FOXニュース』:「ロバート・リー連合将軍像で発見されたタイムカプセルから南北戦争時の遺物見つかる」:
バージニア州リッチモンドで南軍のリー将軍像があった場所から見つかったタイムカプセルからは本やお金、弾薬、パンフレット、新聞が見つかった。専門家によるとこれらは南北戦争時代の遺跡だという。
1800年代後期のニュースによると、1887年の台座設置に伴いタイムカプセルの埋蔵が行われたとされ、バージニア図書館の記録によると、タイムカプセル設置にはリッチモンドの住人、団体、企業が協力していたとされる。...
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12月29日付米国
『FOXニュース』:「ロバート・リー連合将軍像で発見されたタイムカプセルから南北戦争時の遺物見つかる」:
バージニア州リッチモンドで南軍のリー将軍像があった場所から見つかったタイムカプセルからは本やお金、弾薬、パンフレット、新聞が見つかった。専門家によるとこれらは南北戦争時代の遺跡だという。
1800年代後期のニュースによると、1887年の台座設置に伴いタイムカプセルの埋蔵が行われたとされ、バージニア図書館の記録によると、タイムカプセル設置にはリッチモンドの住人、団体、企業が協力していたとされる。
36ポンド(16.3グラム)のタイムカプセルの中には、 浸水した本、パンフレットや新聞、当時のお金が入った封筒などがあった。また、ボタン、コイン、南北戦争で使用されたミニエー弾も見つかり、爆弾処理班がカプセルの危険性を調べた。
ミネアポリスで黒人のジョージ・フロイド氏が白人警官に殺害される事件をきっかけとし全米でデモが起きたことで、バージニア州のノーサム知事が昨年、リー将軍像の撤去を指示したが、訴訟により撤去は9月まで行われていなかった。
今年はじめには映像実験でタイムカプセルの存在が確認されていたが、9月の銅像撤去時にはカプセル発見には至らなかった。その後今月初旬に台座撤去と遺物の調査が始まり、2週間前に(1つ目の)タイムカプセルが見つかり期待が高まったが、埋蔵物は別の場所にあるとの結果となっていた。
同日付米国『CNN』:「リー将軍像跡で見つかった2つ目のタイムカプセルから1865年の雑誌の切り抜きや聖書を発見」:
今月28日、バージニア州リッチモンドで南部連合のリー将軍像の下に埋められていた2個目のタイムカプセルが発見された。知事公館報によると、作業員がこの12トンの像を解体していた際、水の滴る場所から発見されたという。
今月17日に見つかった1つ目のカプセル1つ目のタイムカプセルは鉛製だったのに対し、今回は銅性の箱で、重さ36ポンド、大きさは縦横34.3cm、高さは19.5cmだという。中に入っていたのは、1865年版ハーパー週刊誌、エイブラハム・リンカーンの墓で泣く人の写真、リッチモンドの住所録、コインが付着した聖書、そして新聞、本、手紙なども見つかった。
バージニア歴史資料課の専門家が注意深く箱を開けたが、予想以上に浸水しており、箱の中にも水があり内容物が膨張していたため取り出しは困難を極めた。今後も数週間にわたり保存と研究が続けられるという。
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アフガン残留軍用装備を中国、ロシアが模倣する:トランプ前大統領(2021/09/13)
アメリカのドナルド・トランプ前大統領は、バイデン政権のアフガニスタン撤退を批判し、米軍が残した最先端装備に中国やロシアがアクセスする危険性を指摘。またアフガンの難民がテロリストになる危険性も指摘した。
9月12日付米国
『FOXニュース』は「アフガン撤退で中国やロシアが米軍の装備を模倣製造する可能性があるとするトランプ」との見出しで以下のように報道している。
ドナルド・トランプ前大統領がバイデン政権のアフガニスタン撤退を批判。中国やロシアが既に米軍が残した軍装備を模倣製造しているとの考えを述べた。
日曜放送された「フルメジャー」でのインタビューで、トランプ氏はアフガン撤退を「無能」だと激しく批判、撤退による敵優位の裏で米国が危険にさらされる可能性を指摘。...
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9月12日付米国
『FOXニュース』は「アフガン撤退で中国やロシアが米軍の装備を模倣製造する可能性があるとするトランプ」との見出しで以下のように報道している。
ドナルド・トランプ前大統領がバイデン政権のアフガニスタン撤退を批判。中国やロシアが既に米軍が残した軍装備を模倣製造しているとの考えを述べた。
日曜放送された「フルメジャー」でのインタビューで、トランプ氏はアフガン撤退を「無能」だと激しく批判、撤退による敵優位の裏で米国が危険にさらされる可能性を指摘。また、難民審査を通っていないアフガン難民が米国はじめ世界中に渡っていると強調し、「世界に散らばっている誰かもわからない人々、彼らは米軍が雇った通訳ではない。飛行機に飛び乗った人々で、よく助けてくれた!とうそぶいている。これがテロリストかもしれないのだ。飛行機に飛び乗るほど力があるのだ。」と述べ、アフガン戦争終結に疑問を呈した。
更に敵は米軍が残していった大量の武器、武装車両、航空機を利用していると指摘。「この装備をどう使うのだ。中国やロシアは既にアパッチヘリコプターを持っている。米軍の最先端装備を調べるため、同じものを製造しようと分解しているに違いない。彼らの得意なことだ。何という恥だ。」と述べた。
米国は、2001年以降、アフガニスタン軍への訓練や装備で約840億ドル相当を使っている。米軍は使用不可なものも含め73の航空機をアフガニスタンに残しているという。米国防総省当局は、アフガンのパイロットが国外に飛行したのを確認したが、残りの殆どの機体は残されたままだとしている。
9月13日付ロシア『Suputnik』は「アフガン撤退で中国やロシアが米軍装備を模倣する事態も」との見出しで以下のように報道している。
米国中央軍の見立てによると、劇的なアフガン撤退の後、米軍が残した軍装備は少なくとも170に上っており、この数に共和党議員は懸念を示し、残留装備の正確な把握を求めている。
一方、トランプ前大統領がバイデン政権への口撃を再開。アフガン撤退に関し、残された軍装備に焦点をあて、中国やロシアが模倣するだろうと主張した。撤退後米国入りしたアフガン難民の数に触れ、アフガン戦争が終わったとの見方にも疑問を投げかけた。
残された170の装備の殆どは、非武装化されるか動作不能。中には、耐地雷・待ち伏せ攻撃防護車両( MRAP)70台、高機動多目的輪車両(ハンビー)27台、航空機73機(飛行不能)が含まれるという。
ジェイク・サリバン国家安全保障補佐官は、多くの米軍装備は既にタリバンの手中にあるとし、当局は「空港で米国側に引き渡し出来る状況になるとは考えにくい」としている。
マルコ・ルビオ、チャック・グラスリー等の共和党議員連は、残留武器に関する完全な「説明責任」と、撤退時に「非武装化された装備のリスト」を求めており、ロイド・オースティン国防長官への書簡で「国の税金によるハイテク軍装備がタリバンやテロリストらの手に渡ることはあってはならない」としている。共和党は以前から、タリバンが軍装備にアクセスするのを懸念し、武装グループが中国、イラン、ロシア等の支援を求める可能性についても懸念を示していた。
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