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特集 北朝鮮を追う
2024年05月10日(金)
最新TV速報
【北朝鮮を追う】
金与正:軍事行動を示唆、連絡事務所の破壊も ~外務省:南朝鮮は非核化を言うな~(6月14日)
 連日韓国や米国への非難を続けている北朝鮮は、13日には金与正党第一副部長が「無用な北南共同連絡事務所が跡形もなく崩れる悲惨な光景をみることになるだろう」とし、さらに次の行動としては「対敵行動の行使権を我が軍隊の総参謀部に手渡そう」として、軍事行動に出ることも示唆する談話を発表した。13日の「朝鮮中央通信」が伝えたもの。

 なおこの談話のなかで「私は、委員長同士と党と国家から付与された私の権限を行使して対敵事業関連部署に次の段階の行動を決行することを指示した」とあり、金与正氏が対韓工作を行うことになったことを明かしている。...
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朝鮮労働党統一戦線部長:北南関係は収拾できない状況に(6月13日)
 4日の金与正党第一副部長の韓国非難に始まった、脱北者のビラ散布に端を発する対韓非難が連日続いているが、12日には朝鮮労働党統一戦線部長チャン・グムチョル氏が「北南関係はすでに収拾できない域に到った」とする談話を発表した。12日の「朝鮮中央通信」が伝えたもの。

 そこでは11日に「統一部の後に隠れていた」青瓦台がようやく前面に出てきて、対ビラ散布行為を現行法に抵触する行為としたと揶揄するように述べ、「今回の事態を通じて努力して寄せようとしていた(朝鮮の)南朝鮮当局に対する信頼は粉みじんになった」と、これ以上の交渉を拒むような言いぶりになっている。...
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米朝首脳会談2周年に北朝鮮外相が談話 ~抑止力としての核戦力を発展させる~(6月12日)
 6月12日は、2018年に史上初となる米朝首脳会談が行われた日から2周年にあたる。それにあわせて北朝鮮の李善権外相が談話を発表した。そのなかで北朝鮮は核施設の廃棄を行うなど会談の合意に適った行動をとったにも関わらず、米国は依然として北朝鮮に軍事的脅威を与えているとして、北朝鮮も確実な力を培う、として抑止力としての核を発展させていくという決意を表明した。

 談話のなかで李善権外相は、北朝鮮が「北部実験場の完全廃棄、数十体の米軍遺骨送還、抑留されていた米国籍の重罪人に対する特赦を実施」し、さらに「核実験と大陸間弾道ロケット試射中止の措置を先制的に」とったとし、それらをホワイトハウスの主人は自慢げに事あるごとに言いふらしているとした。...
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北朝鮮の通信遮断に対する米韓の反応(6月11日)
 9日正午をもって、北朝鮮が労働党本部と青瓦台のホットラインも含め、総ての通信を遮断したことに対し、米韓内で、北朝鮮の真意をさぐる動きや反応がでている。

 韓国の統一部は、ビラを散布した「自由北韓運動」など脱北者からなる二つの団体を告発すると共に、両団体の法人としての設立許可を取り消すとした。一方で統一部の匿名を条件としたある官員は南北間の協議を維持していくつもりだと述べていた。

 韓国の国家戦略研究院の申范哲氏は、北朝鮮は韓国政府が2018年の首脳会談の宣言や協議を実行していないことに不満を持っており、通信線の遮断は韓国に圧力をかけ、韓国側に協議の履行を迫るものではないかと見ている。...
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北朝鮮:南北間の通信を総て遮断(6月9日)
 6月9日の『朝鮮中央通信』は、北朝鮮で8日に対韓国の事業部署の活動総括会議が開催され、9日12時から南北通信連絡線を完全に遮断することを決定したと報じた。

 8日の総括会議では、労働党中央委員会の金英哲副委員長と金与正第一副部長が、対南事業を徹底的に対敵活動に転換すべきであると強調し、まず北南間の総ての通信連絡線を完全に遮断することを指示した。

 これにより北朝鮮は、9日12時から共同連絡事務所を通じて維持してきた通信連絡線、北南軍部間の東・西海通信連絡線、北南通信試験連絡線、労働党中央委員会本部庁舎と青瓦台間の直通通信連絡線を完全に遮断、廃棄する、としている。...
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