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2024年05月01日(水)
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【Globali】
 

米・中国メディア;トランプ新大統領の就任演説への各国反応(2017/01/23)

ドナルド・トランプ氏は、大統領選の最中はもとより当選後においても、一部米メディアと激しく対立してきた。そして、米大統領就任後においても、1月20日の就任式の聴衆が実際より少なくテレビ放映されたとして、メディアは嘘つきだと非難した。一方、同就任式でのトランプ新大統領の演説に対して、各国が様々な反応をみせている。

1月21日付米『AP通信』:「トランプ氏の“米国第一主義”の演説に各国が反応」
「●ドナルド・トランプ新大統領は1月20日、大統領就任演説で“米国第一主義”を約束したが、一方で世界における米国の立ち位置については何ら言及せず。
 ●同新大統領の演説に対する各国反応は以下のとおり。
 ●日本
・日本商工会議所の三村明夫会頭は、(トランプ氏のいう)環太平洋経済連携協定(TPP) からの脱退や北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉は、日本含めた世界経済に悪影 響を与えるとコメント。...
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ラジャンインド準備銀行総裁退任へ(2016/06/20)

インド準備銀行(中央銀行)のラジャン総裁は6月18日に、3年の任期が到来する9月で退任し研究者の世界に戻ると発表した。インド準備銀行の総裁はこれまで例外なく2期目まで勤めて来ており、ラジャン総裁も再任されるとみられていたので、退任の発表は驚きをもって迎えられた。ラジャン総裁はシカゴ大学教授から国際通貨基金(IMF)の調査局長に転じ、その間2008年の世界金融危機を予言したことで知られる。2013年にインドの当時の政権に任命されて準備銀行総裁に就任してからは、高金利政策により二ケタのインフレを終息させ、また通貨ルピーの安定化を実現したが、その後現モディ政権の経済成長政策に合せて金利を引き下げ7%台の成長路線に乗せており、特に海外の市場関係者からは絶大な信頼を得ていた。

退任の発表は海外では失望を生んでいるが、インド国内に目を転じてみると退任を当然視する声も多いことがわかる。ヒンズー教至上主義寄りの現モディ政権からみるとラジャン総裁の金融政策はタカ派過ぎて、本来ならもっと金利を下げて景気をよくすべきであると批判が強い。ここまではどこの国にもある中央銀行と政府の間の対立であるが、ヒンズー至上主義を掲げる与党インド人民党首脳は何事も欧米的合理主義を貫く同総裁は西洋かぶれでインドには向いていないと批判する。更に同総裁は金融以外のことにも歯に衣を着せずに発言したようで、「(インドについて)盲人の国では、片目でも王さまになれる」という発言などは盲人への差別発言に止まらず現政権批判と取られても仕方のないものであった。現代においてどこの国でも中央銀行の総裁は最も難しい仕事であることは間違いないが、次のインド準備銀行総裁の下インド経済が高インフレ、ルピー安に後戻りしないことを望むのみである。

6月19日付インドの『インディアン・エクスプレス』は、「不信が増高、インド人民党はラジャン氏の米国履歴をマイナス評価」という見出しで、ラジャン総裁と政権内部の各層との間で不信感が次第に高まっていたと退任発表の背景を報じている。人民党の首脳は景気に弾みがつかないことについて準備銀行の政策を批判していた他、準備銀行と財務省との協議のなかで総裁を内閣の大臣と同等に扱うようラジャン総裁より要求があったが、これを政府内では身の程をわきまえぬものと評価されたようだ。...
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