ロシア当局、今度は週末の大規模抗議行動直前にリーダー格の弁護士を逮捕【米・英国メディア】(2019/08/11)
8月9日付Globali「
ロシア当局、反プーチン派急先鋒の野党代表ナワルニー氏率いる汚職防止財団の資産を差し押さえ」で報じたとおり、週末の抗議行動が最大規模に膨れ上がりつつあることから、その資金源を絶つべく、ロシア当局が先週、抗議行動の中心となっている「汚職暴威財団」の資産を“資金洗浄”の容疑をかけて差し押さえた。そして今度は、逮捕・拘禁済みの反政府リーダーのアレクセイ・ナワルニー氏(43歳)の同僚のリーダー格の政治家を、週末の大規模デモの直前に逮捕すると同時に、米国議会議員からの非難発言に内政干渉だとして抗議声明を出している。
8月11日付米
『NYSEポスト』オンラインニュース:「ロシア警察、週末の抗議行動直前にリーダー格の政治家を逮捕」
ロシア当局は8月10日朝、当日に予定されていた大規模抗議行動直前に、リーダー格の政治家リューボフ・ソボル弁護士(31歳)を逮捕した。
同弁護士は、9月8日予定のモスクワ市議会議員選挙への立候補届けが不受理となっていることから、他の活動家らと共に8月10日の大規模抗議デモを呼び掛けていた。...
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8月11日付米
『NYSEポスト』オンラインニュース:「ロシア警察、週末の抗議行動直前にリーダー格の政治家を逮捕」
ロシア当局は8月10日朝、当日に予定されていた大規模抗議行動直前に、リーダー格の政治家リューボフ・ソボル弁護士(31歳)を逮捕した。
同弁護士は、9月8日予定のモスクワ市議会議員選挙への立候補届けが不受理となっていることから、他の活動家らと共に8月10日の大規模抗議デモを呼び掛けていた。
同弁護士はツイッターで、当局は自分を抗議デモに行かせないようにしたが、諦めることはないし、自分がいなくとも仲間の抗議活動は大きく展開していくと述べている。
8月10日に行われた抗議デモは、直近1ヵ月で5度目の週末抗議活動になるが、モスクワやサンクトペテルブルグ他数都市で行われ、著名な音楽家や文化人も参加している。
ただ、今回漸くモスクワ市中心部を除いた地区でのデモ行進が許可されたものの、モスクワで約150人、サンクトペテルブルグで80人以上、全国で合計225人以上が拘束されている。
そもそもの抗議行動の発端は、モスクワ市議会議員選挙への反対派の立候補届けが受理されないことへの抗議であったが、これまで立候補予定者の大部分が逮捕・拘留されている。
なお、未拘束の立候補予定者は、立候補届け不受理の理由はでっち上げだと選挙管理委員会を糾弾し、自分たちが立候補すればほとんどが当選できると信じると述べている。
一方、ロシア外務省は、米国議会議員による当該抗議行動首謀者らを称賛するツイッター発言等に対して、内政干渉だと非難する声明を発表している。
同日付英国『メール・オンライン』:「ウラジーミル・プーチン大統領配下の数千人の“武装警官”、5万人の抗議デモ参加者を制圧できず」
モスクワ市内で8月10日、20年余りも独裁を続けるウラジーミル・プーチン大統領の退陣を要求して、5万人余りの大規模デモ行進が繰り広げられた。
同抗議行動は、旧ソ連が崩壊して以降、最大規模のデモで、全世代の市民が参加して、霧雨煙るモスクワ市内で行われた。
同デモ行進の最中、ロシア当局は所々の屋上に狙撃手を配備し、また、数千人の“武装警官”を警備に当たらせたが、デモを解散させることはできなかった。
なお、当初、モスクワ市議会議員選挙への反対派の立候補届け不受理に抗議して始まった活動は、今やプーチン政権打倒にまで拡大してきている。
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トランプ大統領;今度はプーチン大統領ともムハンマド皇太子とも会談しないと表明して正義漢面?【米・英国メディア】(2018/11/28)
ドナルド・トランプ大統領は今月末、アルゼンチンで開催される主要20ヵ国首脳会議(G-20サミット)出席の機会を捉えて、習近平(シー・チンピン)国家主席をはじめ、主要国首脳との会談を予定している。しかし、この程同大統領は、国際社会や米議会へのポーズからか、ウクライナ軍艦を拿捕したロシアのウラジーミル・プーチン大統領と、自国の反政府記者カショギ氏殺害の関与が疑われるムハンマド・ビン=サルマーン皇太子とは会わないと言い出した。
11月28日付米
『AP通信』:「トランプ大統領、プーチン大統領とは今回首脳会談をしないだろうと表明」
ドナルド・トランプ大統領は11月27日、『ワシントン・ポスト』紙のインタビューに答えて、今月末にアルゼンチンで開催されるG-20サミットに出席した際、ウラジーミル・プーチン大統領とは二国間首脳会談を持たないだろうと発言した。
同大統領によると、先週末にロシア軍がウクライナ軍艦を拿捕した経緯等詳細を安全保障問題担当チームから報告を受けており、それについて大いに懸念しているとする。...
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11月28日付米
『AP通信』:「トランプ大統領、プーチン大統領とは今回首脳会談をしないだろうと表明」
ドナルド・トランプ大統領は11月27日、『ワシントン・ポスト』紙のインタビューに答えて、今月末にアルゼンチンで開催されるG-20サミットに出席した際、ウラジーミル・プーチン大統領とは二国間首脳会談を持たないだろうと発言した。
同大統領によると、先週末にロシア軍がウクライナ軍艦を拿捕した経緯等詳細を安全保障問題担当チームから報告を受けており、それについて大いに懸念しているとする。
今回の同大統領の南米訪問では、米中貿易紛争が勢いを増している中国の習近平国家主席との直接会談と同様、核兵器軍縮問題で大いに揺れるロシアのプーチン大統領との会談が主要とされていた。
ただ、ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官は、今回の南米訪問時にトランプ大統領が、各国首脳と“相互に自由で公平な貿易”関係構築に向けて協議する意向だとして、依然プーチン大統領との会談も視野に入れている模様である。
なお、ジョン・ボルトン大統領補佐官(安全保障問題担当)によると、同大統領は今回、ドイツのアンゲラ・メルケル首相、日本の安倍晋三首相、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領、及びインドのナレンドラ・モディ首相とそれぞれ首脳会談を持つという。
一方、11月27日付英国『デイリィ・メール・オンライン』:「トランプ大統領、G-20サミット出席時に主要国首脳と会談するがサウジアラビアのムハンマド皇太子とは会う予定なし」
トランプ大統領は今月末、アルゼンチンでのG-20サミット出席の機会を捉えて、習国家主席、安倍首相、メルケル首相、エルドアン大統領等の主要国首脳と会談を持つ予定である。
しかし、ボルトン大統領補佐官によると、サウジアラビアのムハンマド皇太子とは会談する時間がないという。
トランプ大統領は先週、サウジアラビア人記者のジャマル・カショギ氏殺害事件について、ムハンマド皇太子が関与したとの証拠は出ていないと擁護する発言を繰り返し、今回の南米訪問時にも、同皇太子と会う用意があると発言していた。
ただ、米議会や、サウジアラビアと敵対するトルコのエルドアン大統領等への配慮もあってか、ホワイトハウスとしては同大統領と同皇太子の会談設定を避けたものとみられる。
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