ジャニーズ事務所:創業者の性加害みとめ社長辞任(2023/09/08)
日本のポップ界最大手ジャニーズ事務所の創業者ジャニー喜多川氏による性加害を、藤島ジュリー景子社長が認めて謝罪したと報じられている。
9月8日付
『ロイター通信』:「日本のタレント事務所、姪がジャニー氏の虐待を謝罪し辞任へ」:
J-POP界の大御所故ジャニー喜多川氏は、数百人の青少年への性加害疑惑で批判されていたが、その姪ジュリー氏が7日謝罪し社長職辞任を発表した。
最も影響力のあるタレント事務所のスキャンダルは今年初旬に発覚し、世間を震撼させた。ジュリー氏は報道陣に対し深くお辞儀をし、虐待について謝罪を述べた。...
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9月8日付
『ロイター通信』:「日本のタレント事務所、姪がジャニー氏の虐待を謝罪し辞任へ」:
J-POP界の大御所故ジャニー喜多川氏は、数百人の青少年への性加害疑惑で批判されていたが、その姪ジュリー氏が7日謝罪し社長職辞任を発表した。
最も影響力のあるタレント事務所のスキャンダルは今年初旬に発覚し、世間を震撼させた。ジュリー氏は報道陣に対し深くお辞儀をし、虐待について謝罪を述べた。
BBCが3月ドキュメンタリーを報道してから、国中に怒りの感情が広がっていった。これは米国や英国でも同様で、ハリウッド映画プロデューサー、ハーベイ・ウェインスタイン(性暴力で逮捕)や英国TVスター、ジミー・サヴィル(音楽、子供向け番組の司会者で、未成年者への性的虐待が死後発覚)のスキャンダルの時のような国民の反応だった。
日本のメディアで広く報じられるようになるにつれ、議員らも怒りを表明し、国連の人権専門家も、虐待疑惑に対する事務所の対応を批判した。
文化的に多大な影響力もつ同事務所は、多くの人気グループを生み出し、東アジアでも多くのファンを持つ。性加害事実を認める発表を受け、大手企業が次々と同社との契約解除を決定または検討している。
その地位にもかかわらず、喜多川氏は公にあまり姿を見せず、写真も殆どない。様々な世代の少年アイドルや男性バンドを発掘し、そのビジネスモデルは東アジアでも浸透している。「最も多くのNo.1シングルをプロデュースした人物」など、複数のギネス世界記録保持者。
9月7日付英『BBC』:「ジャニー喜多川:J-POP事務所社長が創業者の虐待をめぐり辞任へ」:
日本の最大手ポップタレント事務所のトップが、創業者ジャニー喜多川氏による性加害を認めて辞任。
このスキャンダルは、業界にとって、ハリウッドの大御所で、性的暴行で実刑判決となったハーベイ・ウェインスタインの事件に匹敵するもの。
事務所はエンターテイメント界で絶大な力を持っており、何年にも渡り、多くの若い男性にってスターダムへの登竜門となっていた。ジャニー氏の死去は国民的出来事で、当時の総理大臣が弔電を送るほどだった。
一方で、生前裁判に取り上げられるケースもあったが、最主要メディアが訴訟を数十年間報道せず、業界全体での隠蔽に繋がった。その後、BBCの加害疑惑報道が、日本中の議論を巻き起こし、全面的な調査を求める声が高まっていった。
事務所の家族経営が加害の継続を許してしまった一因とされるが、会社のブランドが今度どうなるかは大きな疑問となる。
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ポール・マッカートニー氏、ビートルズ初期の時代に愛用し、以降行方不明となったベース・ギターの大規模捜索開始【英国メディア】(2023/09/05)
今も現役の世界的ロックスターのポール・マッカートニー氏(81歳)がこの程、ビートルズ(1962年デビュー、1970年解散)の初期時代に愛用し、以降行方不明となっているベース・ギターの大捜索を開始した。
9月4日付
『BBCニュース』、
『ジ・インディペンデント』紙は、ポール・マッカートニー氏がこの程、ビートルズ初期時代に愛用していたベース・ギターの行方を捜すプロジェクトを立ち上げたと報じている。
英国ロックバンドのビートルズのメンバーだったポール・マッカートニー氏が、初期の頃に愛用していてその後行方が分からなくなっているベース・ギターについて、世界規模で捜索するプロジェクト(ザ・ロスト・ベース・プロジェクト)が始まった。...
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9月4日付
『BBCニュース』、
『ジ・インディペンデント』紙は、ポール・マッカートニー氏がこの程、ビートルズ初期時代に愛用していたベース・ギターの行方を捜すプロジェクトを立ち上げたと報じている。
英国ロックバンドのビートルズのメンバーだったポール・マッカートニー氏が、初期の頃に愛用していてその後行方が分からなくなっているベース・ギターについて、世界規模で捜索するプロジェクト(ザ・ロスト・ベース・プロジェクト)が始まった。
マッカートニー氏は1961年に、ドイツ・ハンブルグでカール・ヘフナー社(KH、1887年創業の老舗楽器メーカー)の“500/1バイオリン・ベース”を30ポンド(38ドル、約5,500円)で購入した。
彼は、1962年ビートルズのデビュー曲の“Love Me Do”や、翌年大ヒットした“She Loves You”、“Twist and Shout”のレコーディングの際に愛用していた。
しかし、8年後に行方知れずとなり、現在に至っている。
今回、同捜索プロジェクトが立ち上げられたのは、マッカートニー氏が長年の友人であるKHマーケティング・マネージャーのニック・ワス氏(69歳)に捜索を依頼したことから始まった。
同氏は『BBCニュース』のインタビューに答えて、“1969年1月に行われた、「Get Back」ミュージックビデオ撮影まで使われていたが、以降行方知れずとなったと思われる”と言及した。
紛失したり盗難に遭った著名音楽家の楽器は、後に存在が判明してオークションにかけられると数百万ドル(数億円)の値が付けられることは良くあることである。
例えば、故ジョン・レノン氏(元ビートルズ、1940~1980年)が“I Want to Hold Your Hand”等の作曲に使っていたギターは、盗難されて50年後に所在が分かってオークションにかけられた際、190万ポンド(240万ドル、約3億4,800万円)で取引されている。
今回のマッカートニー氏の愛用したベース・ギターは、上記の金額を遥かに超えるかも知れない。
しかし、ワス氏は、“見つけ出すのに大金を払うようなことはしたくない”とし、“マッカートニー氏はデビュー以来62年間、世界の音楽業界及びファン等に多大な貢献をしてきた人物であるから、本プロジェクトとしては、彼に恩返しをするために、彼の愛用したベース・ギターをスムーズに戻してあげたいと考える”と強調している。
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