トランプ大統領;下院議長(民主党)から強烈なパンチを見舞われたばかりか、今度は熱烈な共和党支持者からも“壁建設”を諦めた軟弱な大統領とキツイ一発【米・英国メディア】(2019/01/27)
1月26日付米
『ワシントン・ポスト』紙:「アン・コールター氏、壁建設予算確保に失敗したトランプ大統領は“嘘付き”だと酷評」
保守系政治評論家のアン・コールター氏(57歳)は、ドナルド・トランプ氏が大統領選に勝利した際、“偉大な皇帝”と持ち上げ、同大統領の手腕に多きに期待した。
彼女は特に、移民政策に厳格で、メキシコ国境に壁を建設することを強く主張していた。
しかし、史上最長となった連邦政府機関の一部閉鎖問題を解決するためとは言え、同大統領が民主党の主張を受け入れ、壁建設費用を含まない連邦暫定予算を承認したことに対して、彼女としては我慢ができなかった模様である。...
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1月26日付米
『ワシントン・ポスト』紙:「アン・コールター氏、壁建設予算確保に失敗したトランプ大統領は“嘘付き”だと酷評」
保守系政治評論家のアン・コールター氏(57歳)は、ドナルド・トランプ氏が大統領選に勝利した際、“偉大な皇帝”と持ち上げ、同大統領の手腕に多きに期待した。
彼女は特に、移民政策に厳格で、メキシコ国境に壁を建設することを強く主張していた。
しかし、史上最長となった連邦政府機関の一部閉鎖問題を解決するためとは言え、同大統領が民主党の主張を受け入れ、壁建設費用を含まない連邦暫定予算を承認したことに対して、彼女としては我慢ができなかった模様である。
すなわち、彼女は1月25日、ケーブルTV『HBOニュース』キャスターのビル・メイハー氏のインタビューに答えて、同大統領は直近18ヵ月、公約どおり壁を建設すると言ってきたが、結局それは嘘だったと酷評した。
更に、メイハー氏が、コールター氏はトランプ氏に投票したはずだが、支持したのは何故かと質問すると、“(支持したことは間違いで)自分は愚かな女性だったことを認める”とまでコメントした。
しかし、共和党支持者の中にも、コールター氏によるトランプ大統領批判に与しない人もいて、例えば、『Foxニュース』の番組を持つマイク・ハッカビー氏(元アーカンソー州知事)は、彼女は難事に実際に携わって解決すべく努力した経験がないから、簡単に大統領批判に回ると非難した。
ハッカビー氏は更に、依然トランプ大統領は難事を解決すべく努力しているとして、同大統領を擁護した。
一方、『Foxニュース』で別の番組を持つトミー・ローレン氏は、トランプ大統領がナンシー・ペロシ下院議長に好き勝手にやられているとした上で、ペロシ氏は大統領ではなく、大統領はあくまでトランプ氏だとツイートしている。
また、『Foxニュース』に関わるルー・ドッブス氏も、ペロシ氏は米国大統領を折檻しているようだとも皮肉っている。
一方、1月27日付英国『ジ・インディペンデント』紙:「サラ・サンダース報道官、トランプ政権は“民主党が賛同するか否か”に拘らず壁建設を実行すると表明」
トランプ大統領が、連邦政府機関の一部閉鎖問題をひとまず解決するため、メキシコ国境の壁建設費用を含まない連邦暫定予算を認めた。
この決定に対して、熱烈な同大統領支持者から、強烈な批判の声が上がっている。
しかし、ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官は1月25日、すぐさまツイッターで、トランプ政権は3週間以内に、壁建設に向けて動き出すと表明した。
同氏は更に、それについて民主党が賛成するか反対するかには関係のないことだとも付言している。
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中国政府、インターポール前総裁の妻が脅迫されているとの訴えを一蹴【米・英国メディア】(2018/10/11)
既報どおり、国際刑事警察機構(ICPO、通称インターポール)の孟宏偉前総裁(モン・ホンウェイ、64歳)が、9月に中国に一時帰国以来行方知れずとなっていた問題で、中国公安部(省に相当)は同氏を収賄などの容疑で捜査していることを明らかにした。同氏の妻は、同氏が以前より何者かに脅迫されていたとしてフランス当局に通報していたが、実際には中国当局が絡んでいたことになる。しかし、中国側は、現在も同氏の妻が脅迫されているとの報道に対して、一切関係ないと一蹴した。
10月10日付米
『Foxニュース』(
『AP通信』配信):「中国政府、インターポール前総裁の妻が依然脅迫されているとの訴えに一切無関係と一蹴」
中国外交部の陸慷(リウ・カン)報道官は10月10日、中国当局に拘束されているインターポール前総裁の孟氏の妻が、依然何者かに脅迫されているとの報道に関して、中国当局は一切不承知と断言した。
ただ、同報道官は、もし孟氏の妻が中国人であるなら、中国領事館官吏がコンタクトすることは“自然なこと”と付言した。...
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10月10日付米
『Foxニュース』(
『AP通信』配信):「中国政府、インターポール前総裁の妻が依然脅迫されているとの訴えに一切無関係と一蹴」
中国外交部の陸慷(リウ・カン)報道官は10月10日、中国当局に拘束されているインターポール前総裁の孟氏の妻が、依然何者かに脅迫されているとの報道に関して、中国当局は一切不承知と断言した。
ただ、同報道官は、もし孟氏の妻が中国人であるなら、中国領事館官吏がコンタクトすることは“自然なこと”と付言した。
孟氏の妻のグレースさんによれば、9月25日に孟氏からナイフの絵文字メールが送られてきて、同氏のみならず、自分たち家族も危険に曝されていると思い知ったと言い、それから1週間後、中国語を話す男から脅迫めいた電話を受けたという。
グレースさんは、孟氏が行方知れずとなる前から、何者かに脅迫されていたとして、フランス当局に通報していた。
しかし、グレースさんによると、その男は居場所を知っているとし、追って、“工作部隊”を差し向けると話したという。
そこでフランス当局は、グレースさんと二人の男児に危害が加えられることを恐れ、同当局の保護下においている。
なお、中国当局は10月8日、孟氏を汚職等の嫌疑で取り調べていることを明らかにした。また、インターポールもその数時間前、孟氏の総裁辞任の連絡があったと発表したが、同氏がどういう状態であったのか明らかにされていない。
同日付英『ジ・インディペンデント』紙:「失踪していたインターポール前総裁の妻、“工作部隊”を差し向けると脅されていると告発」
フランス当局の保護下にある孟氏の妻のグレースさんが10月9日、『AP通信』のインタビューに答えて、孟氏失踪後しばらくしてから、中国語を話す男からの電話で、間もなく“工作部隊”を2班差し向ける、と脅されたと明かした。
グレースさんと二人の男児は、フランス当局の庇護の下、リオンに滞在しているが、その男は、どこにいるか判っているとも話したという。
なお、グレースさんは、中国の習慣と違って夫の名字の孟を使っているが、自身の名字を明かすことを拒んだ。理由は、グレースさんら家族のみならず、中国に暮らす彼女の親戚等に累が及ぶことを避けるためだとする。
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