スポティファイ、新型コロナ偽情報めぐり有名人らが人気番組のキャンセルを要求(2022/02/02)
音楽配信大手のスポティファイが、人気ポッドキャスターのジョー・ローガンが、コロナウイルスの誤報を流しているという懸念で、近年フェイスブックや他のソーシャルメディア大手が直面した危機と同じような論争に巻き込まれている。
米ニュース専門放送局
『CNBC』 によると、この音楽配信プラットフォームは、ニール・ヤングやジョニ・ミッチェルといった伝説的なミュージシャンからボイコットされており、彼らは、ローガンの人気ポッドキャスト「The Joe Rogan Experience」の配信を継続するという決定を非難している。
ローガンは、新型コロナウイルスに関する陰謀論を繰り返し広めているという非難や、コロナウイルスの治療にイベルメクチンの使用を促進したとして、論争を巻き起こしている。...
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『CNBC』 によると、この音楽配信プラットフォームは、ニール・ヤングやジョニ・ミッチェルといった伝説的なミュージシャンからボイコットされており、彼らは、ローガンの人気ポッドキャスト「The Joe Rogan Experience」の配信を継続するという決定を非難している。
ローガンは、新型コロナウイルスに関する陰謀論を繰り返し広めているという非難や、コロナウイルスの治療にイベルメクチンの使用を促進したとして、論争を巻き起こしている。
スポティファイは1月30日、新型コロナウイルスに関する議論を含むポッドキャストのエピソードに注意書きを付与し、ユーザーを、より詳しい情報を得ることができる公衆衛生のサイトに誘導すると発表した。ダニエル・エクCEOは、このプラットフォームは「コンテンツを検閲する立場にはなりたくない」と述べ、ルールを破ったクリエーターは確実に取り締まると述べた。
米オンラインメディア『ナショナルレビュー』 や英『BBC』 によると、「The Joe Rogan Experience」は、毎回、様々な業界で活躍するパーソナリティをゲストに招き、彼らの見解を詳しく聞いていくインタビュー形式の番組であり、月に2億回近くダウンロードされるなど、スポティファイの看板番組となっている。
配信者の人気ポッドキャスター、ジョー・ローガンは、番組停止を求める声に対して次のように説明している。「私がしていることを歪曲して認識している人がたくさんいます。おそらく、短い引用や、中傷的な記事の見出しに基づいているのでしょう。このポッドキャストは、危険な誤報を流していると非難されています。特に、2つのインタビューについて非難を受けています。ピーター・マッカロ博士のものと、ロバート・マローン博士のものです。ピーター・マッカロ博士は心臓専門医で、その分野で歴史上最も多くの論文を発表している医師です。ロバート・マローン博士は、mRNAワクチン技術の開発に関する9つの特許を所有し、少なくとも部分的にはmRNAワクチンにつながる技術の開発に関与しています。この二人は、非常に専門性が高く、非常に知的で、非常に熟練した人たちであり、一般人の主流な考え方とは異なる意見を持っています。私は、彼らの意見を聞いてみたかったのです。そのため、彼らのインタビューは特に、危険であり、危険な誤報であるというレッテルを貼られたのです。」
また、誤情報を流しているという非難に対しては、「誤情報という言葉で私が問題視しているのは、少し前まで誤報だと思われていたことが、今では事実として受け入れられていることが多いという点です。例えば、8カ月前には、ワクチンを接種しても新型コロナウイルスに感染する可能性があり、ウイルスを広めることができると発言したら、ソーシャルメディアから排除されていたでしょう。あるプラットフォームから追放されていたでしょう。でも今では、それが事実として受け入れられています。また、布製のマスクは効果がないと思う、と言えば、ソーシャルメディアから追放されていたでしょう。今では、CNNで公然と報じられています。新型コロナウイルスが研究室から持ち込まれた可能性がある、と発言すれば、多くのソーシャルメディアから追放されていたでしょう。一時は禁止されたこれらの説はすべて、私がポッドキャストでインタビューした、危険な誤報を流しているとして非難されている2人の博士が公然と論じていたのです。彼らが正しいかどうかはわかりません。私は医者でも科学者でもありませんから。私はただ座って、人と話し、会話をしている人間です。私は物事を間違うことがあります。しかし、私はそれを正そうとします。間違ったことをしたら、それを正すようにしています。なぜなら、私は真実を伝えることに興味があるからです。」と説明している。
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米上院議会、投票権法案とフィリバスター廃止を否決(2022/01/20)
米与党民主党は19日の夜、「投票権」法案とフィリバスターのルール変更の両方を可決することができなかった。
米
『ナショナルレビュー』 によると、上院では、民主党の投票権法案の審議を打ち切り、採決に進んだが、党派を超えて否決された。49人の議員が賛成票を投じ、ウエストバージニア州のジョー・マンチン議員やアリゾナ州のカーステン・シネマ議員ら民主党中道派を含む51人の議員が反対票を投じた。
また、民主党が共和党のフィリバスター(議事妨害)を阻止するためには60票必要であったが、共和党員全員と中道派2名の反対により、52対48で現行のフィリバスター・ルールを維持することを決議した。...
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米
『ナショナルレビュー』 によると、上院では、民主党の投票権法案の審議を打ち切り、採決に進んだが、党派を超えて否決された。49人の議員が賛成票を投じ、ウエストバージニア州のジョー・マンチン議員やアリゾナ州のカーステン・シネマ議員ら民主党中道派を含む51人の議員が反対票を投じた。
また、民主党が共和党のフィリバスター(議事妨害)を阻止するためには60票必要であったが、共和党員全員と中道派2名の反対により、52対48で現行のフィリバスター・ルールを維持することを決議した。なお、民主党の上院多数党指導者であるチャック・シューマーは、後日再度議案として提出できるように、土壇場で反対票に票を変更した。
バイロン・ドナルド下院議員(フロリダ州選出)は17日に『フォックスニュース』 の番組に出演し、「民主党が、上院誕生後ずっと行われてきたフィリバスター・ルールを廃止して投票権法案を通そうとしていることは、基本的にアメリカ国内の全ての選挙を連邦政府に掌握させるためである。」と指摘している。「民主党のマンチン上院議員やシネマ上院議員のフィリバスター維持への支持は正しいことだと思う。なぜなら、その目的は、米国上院における少数派の声を守ることだからだ。米国は純粋な民主主義国家ではない。立憲共和国だ。フィリバスターは共和制を維持するための仕組みの一つなのだ。」と説明した。
米ニュースサイト『ザ・ヒル』 によると、今回造反した民主党のマンチン議員は採決の前に、「「昨年来、民主党の同僚たちは、上院の議場やケーブルニュースの電波、全米の新聞の紙面を借りて、フィリバスターの廃止は建国の父たちがこの審議機関に意図したビジョンを回復するものだと主張してきた。しかし、それは正しくない。事実ではない。」と述べ、「我々はルールが何度も変更されてきたことを話しあった。我々はそれらを変えてきた。しかし、ルールにのっとった上でルールを変えてきた。ルールを破ってまでルールを変えたことはなかった。しかし、突然、ルールが守れなくなり、ルールを破壊しようとしている」と語っていた。
米ユタ州の『デザレット・ニュース』 によると、ミット・ロムニー上院議員(ユタ州選出)は投票権法案について、議場で、「民主党が共和党の意見を聞かずに選挙制度改革を進め、共和党がそれを支持しないことにショックだ、ショックだと述べている」と語り、「政治的な誇張や大げさな表現は比較的よくあることで、それらはしばしば許されるが、大統領と民主党の同僚の何人かはヒステリーにまで踏み込んでいる」と述べた。「野党の誰一人からの意見も聞かずに、彼らだけで作り上げた、完全に党派的な選挙改革を支持しないことに対する彼らの大災害の予測は、常軌を逸している。」と述べた。ロムニー議員はその前の日曜日、投票権について民主党と協力する意思はあるが、「ホワイトハウスから電話がかかってきたことはない」と述べていた。
『AP通信』 によると、バイデン大統領は、投票後の声明で、「深く失望している」と述べた。しかし、大統領はあきらめないと述べ、「民主主義のために立ち上がるために、あらゆる手段を検討し、使えるすべての方法を用いる」とコメントした。
主要な法案を通すことに失敗した民主党は、今後、スリム化したビルドバックベター法案を復活させ、ロシア制裁や政府への資金提供など、超党派で合意できる分野を模索すると見られている。
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